小型犬に多い気管虚脱 のけぞりの姿勢に注意

小型犬は、幼犬のころから飼い主さんに対して、頭部を背中側にのけぞらせた姿勢をします。そして、この姿勢のまま、激しく呼吸をしたり、吠えたりします。
 
これを繰り返していると、気管を圧迫し、中高齢犬の頃に「気管虚脱(きかんきょだつ)」という病気を誘発する可能性があると言われています。
 

写真と記事の内容は関係ありません。

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気管虚脱とは

気管が扁平(へんぺい)になる病気で、気管筋が伸びきってしまったときや、気管軟骨がC型を保てなくなるときに起こります。
 
O型のホースが、押しつぶされた形をイメージすると分かりやすいと思います。
 
気管が変形すると、呼吸がしづらくなり、呼気による体温調節ができなくなる病気です。
 

症状

・激しく吠えたり、運動や興奮した後に「ガーガー」とアヒルの鳴き声のような「のど鳴り」が聞こえる。
・落ち着かずに歩き回ったり、座り込むを繰り返す。
・舌を出したまま、よだれを垂らす。
・進行すると、窒息状態になる。
 

気管虚脱にならたいための対策

遺伝的要因が多いとも言われていますが、先に書きましたように、頭部を背中側にのけぞらせた姿勢を極力させないことが大切です。
 
愛犬がのけぞらせた姿勢で、飼い主さんの足にしがみついてきたら、かわいいですね。でも、できるだけしゃがんであげましょう。飼い主さんが忙しいときなら、愛犬をケージ等に入れましょう。
 
 
 

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