愛犬の寿命を縮めるやってはいけないこと


 
ペット保険のアニコムの調査では、犬の平均寿命は13.7歳。
 
一般的には、犬の平均寿命は12歳~15歳と言われています。
 
愛犬が元気に長生きするのは飼い主しだいです。
 
 
愛犬の寿命を縮めるやってはいけないこと、愛犬の寿命を伸ばすためにやるべきことをしっかり認識し、やるべきことを実行することが大切です。
 
 

愛犬の寿命を縮めてしまう第1位はストレス

犬は、大きなストレスがかかると一気に弱ってしまいます。
 
犬は、それだけデリケートな生き物であると言えるでしょう。
 
ストレスの原因には、心理的なものと身体的なものに分けられます。
 
<心理的ストレス>
引っ越しなどによる環境の変化が第一にあげられます。
 
慣れない土地での生活は、人間でもストレスを感じてしまうことがあります。
 
人間以上に犬にとっては大きなストレスになります。
 
また、新しい犬・ペットが増えた、人間の赤ちゃんが加わった、人間の家族内でのいざこざが絶えないなどもストレスの原因です。
 
 
コミュニケーション不足、過度なコミュニケーションもストレスの原因です。
 
幼犬のころはかわいがっていたのに、成犬になると、食事、散歩、排泄物の処理、だけで1日を終えていないでしょうか。
 
以前はもっとかまってくれたのにという思いが犬にはあります。
 
 
また逆に、独りになりたいときもあります。
 
常に飼い主と共にいるのもストレスになっています。
 
犬が逃げ込むことのできる場所、静かに独りで休める場所はあるでしょうか。
 
 
<身体的ストレス>
散歩不足がストレスになるということは理解できます。
 
しかし、犬は、必ず散歩をしなければならない、というわけではありません。
 
従順な犬ほど、あるいは、飼い主が怒るので、調子が悪いにもかかわらず散歩をしていることもあります。
 
犬が散歩を嫌がるのは、それなりの理由があります。
 
獣医師に身体に異常がないか診てもらいましょう。
 
 
身体に異常がなければ、それはそれで安心できます。
 
こうやって一つ一つ考えられる原因を消去することで、散歩を嫌がる原因を特定します。
 
 
犬は痛みに強いと言われています。
 
それは、弱みを見せると敵に襲われ、死につながるという本能的なものなのかもしれません。
 
痛みや痒みも大きなストレスとなります。
 
 
フィラリア対策、ノミ・ダニ対策、ワクチン接種、これらをしっかりやるだけでも愛犬の寿命は伸びます。
 
 

歯のケアを怠ると寿命を縮めることに

マズルの長い犬ほど、歯のトラブルが起こりやすい傾向にあります。
 
特にこれらの犬は、幼犬の頃から歯磨きの習慣をつける必要があります。
 
成犬なら、犬用の歯磨きガムを使うなどしてケアをしましょう。
 
 
歯石や歯垢がたまると、犬の寿命を縮めます。
 
歯石や歯垢には有害な細菌がいっぱい含まれていますので、これを放置すると、毒素が心臓、肝臓などの内臓に悪影響を及ぼします。
 
獣医師に歯石を取ってもらうこともできますが、全身麻酔をする必要がありますので、犬にとっては大きな負担になります。
 
 

肥満は愛犬の寿命を縮める

愛犬の適正な体型は、環境省の「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」を参考にしましょう。
 

 
BCS1:痩せ
肋骨、腰椎(ようつい)、骨盤が外から容易に見える。触っても脂肪が分からない。腰のくびれと腹部の吊り上がりが顕著。
 
BCS2:やや痩せ
助骨が容易に触れる。上から見て腰のくびれは顕著で、腹部の吊り上がりも明瞭。
 
BSC3:理想的
過剰な脂肪の沈着なしに、助骨が触れる。上から見て助骨の後ろに腰のくびれが見られる。横から見て腹部の吊り上がりが見られる。
 
BSC4:やや肥満
脂肪の沈着はやや多いが、助骨は触れる。上から見て腰のくびれは見られるが、顕著ではない。腹部の吊り上がりはややみられる。
 
BSC5:肥満
厚い脂肪におおわれて助骨が容易に触れない。腰椎や尾根部にも脂肪が沈着。腰のくびれはないか、ほとんど見られない。腹部の吊り上がりは見られない。むしろ垂れ下がっている。
 
 
肥満が健康を害することは、人も犬も同じです。
 
太ると、心臓、関節、気管への負担が大きくなります。
 
 
去勢・不妊手術をした犬は、太りやすい傾向にあります。
 
また、運動量の多い犬種はその分よく食べますので太ります。
 
 
「太りやすい犬種」というのがブログなどに書かれていますが、栄養状態が良くなっている現在においては、どの犬種でも肥満になる可能性があります。
 
 

まとめ-愛犬の寿命を縮める行為とは-

・ストレスを与える

・歯のケアをしない

・太らせる
 
 
 

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