以前、世界を旅する犬猫写真家・新美 敬子(にいみ けいこ)さんの「猫に本気で学びたい!「どこでも眠れる」技術」という記事をご紹介しました。
今回は『猫に学びたい!「失敗からすぐ立ち直る」技術-「めげない」「気にしない」6つの秘訣とは?-』という記事をご紹介します。
新美さんは、写真を撮りながら猫の行動を観察されていますので、とても説得力のある内容です。
猫は失敗したとき、例えば、屋根から塀に飛び移ろうとして下に落ちてしまうと、気まずい表情をしましが、次のようにして失敗から立ち直ります。
自分なりの「グルーミング」を見つけ、リフレッシュする
猫は失敗すると、その場で突如グルーミングを始め、別に失敗じゃなく、最初からグルーミングをする予定だったニャンと言いたげな態度をとります。
このグルーミングによる精神安定効果にはすごいものがあって、人間もこれにならい、洗面所に立って手を洗ったり、ブラシで髪の毛をとかすと、指先、頭皮を刺激するのでとてもリフレッシュ効果があります。
「全然違うこと」をして、気分を切り替える
猫は何かに失敗すると、グルーミングの他に、上を向いてハエを探し始めたり、棚の下に首を突っ込んで探検を始めたりもします。
これから学ぶことは、体を動かして全然違うことをすると気分転換になるということ。
体を動かして全然違うことをすることで、自然と心もスッキリし、気分転換になります。
身の回りの「簡単な掃除」をする
グルーミングは、身を清める、キレイにするという意味もあります。
そこで、嫌なことがあったときには、簡単な掃除をしたり、少しだけ机回りを片付けるなどをすると気分転換になります。
ただし、本格的に始めてしまうと、肉体的な疲労となって逆効果です。
音楽を聴いて、嫌な感情を洗い流す
意外にも猫は音楽好き。音楽が流れると、耳を立てて聞き入ります。
嫌な感情を洗い流すには音楽は最高!
音楽がないときは小鳥のさえずりなど、耳を澄まして音を探してみましょう。
「ため息」をつく代わりに、「深呼吸」する
猫は思い通りにならなかったとき、「ふんっ」と息を漏らします。
まるでため息をついているようですが、その後は何事もなかったように、自ら腕枕をして眠りについたりします。
人間の場合、ため息ではなく、深呼吸をしてみることで、気持ちがちょっと冷静になれるものです。
とにかく寝る
猫は落ち込んだ時、つらいことがあったとき、よく眠りの世界に逃げ込みます。
とりあえず一眠りしてみると、スッキリするってことがあります。
寝て起きてもまだ引きずっていることはありますが、時間とともに少しずつでも確実に立ち直っているはずです。
猫に学びたい!「失敗からすぐ立ち直る」技術(東洋経済)
http://mizuing.net/blog/archives/3210