寒い日には、早くつけてと言わんばかり、温風ヒーターの前に陣取っていませんか?
ヒーターの前でゴロンと寝ている姿を見ていると、癒やされますね。
でも次の点に注意してください。
・長時間ヒーター・暖房器の前にいると低温やけどをする可能性がある。
・乾燥により、皮膚が乾き、痒みがでやすくなるので、皮膚炎になる可能性がある。
愛犬がヒーターの前で「ハアハア」したり、鼻が乾いているのは温めすぎのサインです。
ヒーターを消すか、ヒーターから愛犬を離しましょう。
通常は、暑くなると犬の方から離れるでしょうが、老犬や自分で動けない犬の場合は注意してください。
湿度は50~60%、室温は18~24度を保つとよいそうです(『いぬのきもち』2015.1)。
近くに水を用意しておきましょう。
鼻、のど、気管支といった部分は粘膜で保護され、外から入ってくる細菌、ウィルスをからめとって体内に入れないようにしています。
乾燥した環境では、この粘膜のバリア機能が働きません。
このために呼吸器疾患が起こりやすくなります。
冬によく起こる主な呼吸器疾患としては、気管支炎と肺炎です。
鼻水を出したり、セキをし出したら要注意です。
散歩に行く時も、すぐに外に出さずに、しばらく玄関で待機させ(5分ほど)、気温の変化に慣らしてから外に出るという対策もあります。
また、寒い環境に長時間いると、体温を維持するために血圧が上がり、心臓に負担がかかります。
温かい時間帯に散歩する、または、寒い日の散歩は短時間ですませ、室内で遊ばせるという対策も必要です。
<ペット用電気マット>
低温やけどに注意。
<湯たんぽ>
冷めてくると熱を奪われるので注意。
<ホームコタツ>
長時間中にいると、低温やけどの危険が大。皮膚も乾燥してしまう。
ホームコタツの中から、なかなか出られないということのないように注意。
先にも書きましたが、暑かったり、冷たくなったりすると、通常そこから離れようとしますので、楽に逃げられるようにしてあげましょう。