野良猫の糞尿被害を防ぐ方法を、岩手大学の宮崎雅雄准教授が発見しました。
それは、野良猫の糞尿に、他の猫の尿をかけるという方法です。
犬は、他の犬がしたオシッコの上にオシッコをします。
これをオーバーマーキングと呼んでいます。
多くのほ乳類に動物にみられる行動です。
しかし猫は、他の猫がしたオシッコに興味を持ちますが、ポカーンと口を半開きにして、その場所の主が近くにいると思い、立ち去るそうです。
次の日も、また次の日もやってきますが、やはり立ち去るそうです。
この猫の行動が、大発見なのです。
現在宮崎准教授のチームでは、尿抽出物の濃度や作用持続時間などを検証し、商品化を目指しているそうです。
猫を飼っている方で、野良猫の糞尿被害に悩んでいるなら、飼い猫がオシッコをした後の砂を被害がある場所にまいてみてはどうでしょう。
効果があるかもしれませんね。