最近、マイナビニュースに「猫に与えてはいけない魚介類」という記事が掲載されましたので、ご紹介します。
対象になる食材を食べると、すぐにどうこうなるという話しではありません。
一度に大量に食べてしまったり、継続的に食べると危険であるという話しです。
ですので、愛猫が食べてしまってもあわてず、まずは様子をみて、嘔吐や下痢などの症状や2、3日何も食べない状態でしたら動物病院に連れて行きましょう。
解説は猫専門の獣医師である山本宗伸先生です。
青魚(イワシ、サンマ、サバ、ブリ)
青魚には、不飽和脂肪酸(ふほうわしぼうさん)が豊富に含まれています。
不飽和脂肪酸が体内に入って分解されるとき、ビタミンEを大量に消費します。
このため、青魚ばかり食べているとビタミンEが不足し、脂肪が黄色に変色する黄色脂肪症(おうしょくしぼうしょう、イエローファット)という病気になる可能性があります。
脂肪が暗い黄色に変色する他、発熱、元気がなくなる、触ると痛いなどの症状が現れます。
タコ、イカ、カニ、エビ、ハマグリなどの生食
生のイカやハマグリには、チアミナーゼというビタミンB1を分解する酵素を多く含んでいます。
猫は小さい体にもかかわらず、ビタミンB1を多く必要とします。
よって、生のイカやハマグリを食べていると、ビタミンB1欠乏症になる可能性があります。
食欲不振、嘔吐、歩行困難などの症状がでます。
アワビ、サザエ
アワビやサザエの肝と呼ばれる黒い部分を食べると、光線過敏症になる可能性があります。
光線過敏症は、太陽を浴びやすい皮膚が薄い部分に症状が強く出ます。
特に耳が炎症を起こすことが多く、腫れやかゆみの症状がでます。
アワビの身の部分は食べても大丈夫だそうです。
記事元
猫に与えてはいけない魚介類を獣医師が解説(マイナビニュース)