愛犬が見つめてくるときの心理状態


 
犬は、目と目を合わせるというのを好みません。

なので、飼い主さんが愛犬を見つめると、愛犬は目をそらすか、しきりにまばたきをすると思います。

目をそらしたり、しきりにまばたきをするのは、敵意がないことを相手に示しています。
 
 
もし、犬を見つめると、「うーー」とうなって敵意を示した場合、人間の方がまばたきをして敵意がないことを示すと、犬の方は落ち着くことがあります。
 
 

愛犬が見つめてくるとき

<敵意>
歯をむきだしたり、「ウー」とうなってガン見してくるときは、敵意の表れですね。
 
愛犬の寝床に近づくと、この行動をとるときは、縄張りを主張しています。
 
おもちゃやご飯を取り上げようとしたとき、この行動をとるときは、自分の所有物であることを主張しています。
 
 
<愛情表現>
目をそらすこともなく、飼い主さんをじーっと見つめてくるときは、飼い主さんが大好きだと言っているのと同じです。
 
しっぽをグルングルン回して走ってくると抱きしめたくなりますね。
 
ただ、しっぽを立てて小刻みに振り、こちらを見ているときは、何か不安なことがあるのだと思われます。
 
 
<要求>
飼い主さんに何かして欲しいことがあって、見つめてくることがあります。
 
この場合は、長年いっしょに暮らしていると、何を要求しているのか分かるようになりますよね。
 
ごはん、遊び、散歩などなど。
 
でも何を要求しているのか分からず、悩んだことがありました。
 
いつものおもちゃがなくなったのかと思って、あちこち探していると、愛犬の寝床にしいているタオルが汚れているのに気づきました。
 
それで、新しいタオルに替えてあがると、さっそくその上で寝ていました。
 
なるほど、タオルを替えて欲しかったのですね。
 
 

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ウンチをしながら見つめてくるのは

愛犬がウンチをしながら飼い主さんを見つめてくるのは、次の4つの理由が考えられます。
 
(1)子犬のころにウンチのしつけをするとき、子犬の顔を見ながら「がんばれ、がんばれ」といった言葉をかけて、うまくウンチができたらおやつなどのご褒美をあげていませんでしたか。
 
もしそうだとしたら、ご褒美を期待して飼い主さんを見つめているのかもしれません。
 
(2)ウンチをする場所を間違えたとき、叱っていませんでしたか。
 
もしそうだとしたら、ウンチをしながら、飼い主さんの表情を見ている可能性があります。
 
飼い主さんの顔が怒ったような顔になると、さっと逃げられるように。
 
(3)ウンチをしているときは無防備になります。
 
群れのリーダーである飼い主さんに、敵がやってきていないか確認している可能性があります。
 
ちなみに、ウンチをする前にくるくる回るのは、周りに敵がいないか確認していると考えられています。
 
(4)飼い主が見つめてくるので、それに応えているだけ。
 
 
 

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