足を体の下に折り込み、しっぽを体に密着する猫の座り方を「香箱座り(こうばこずわり)」とか「香箱作り」と呼びます。
さらに、条件として「目を細めていること」を付け加えている人もいます。
その様が、お香の道具を入れる箱のように見える、というのは分かるのですが、香箱でなくても、硯箱(すずりばこ)などでもいいように思います。
しかし、調べても、なぜ香箱が選ばれたのか分かりません。
もしかしたら、「行儀よく坐れるまま、何事もせずに居ること」を「香箱を作る」と表現することから、転じて「香箱座り」とう言葉が生まれたのかも知れません(*)。
香箱座りは、足を体の下に折り込むので、緊急時に素早く対応できません。ですので、愛猫が香箱座りをしている時は、とても安心している状態だと言えます。
英語では、catloaf(キャットローフ)と言うそうです。loaf は、「(一定の大きな型に焼いたパンの)ひとかたまり」を意味します。
食パン一斤(いっきん)は箱形をしていますね。
なぜ英語では「catloaf」と呼ぶのか。それがわかる画像を紹介しているサイトがこちら。
猫のあの座り方を英語で「パンの塊」と呼ぶ→その理由がわかる写真いろいろ
香箱座りをする猫の動画
(*) 香箱座り Wikipedia