現在、家庭犬の4頭に1頭が肥満であると言われています。
原因は、食事の与えすぎや運動不足です。
また、加齢や避妊・去勢によって、体脂肪率が増加することもあります。
犬は腰や足への負担が増えることで脱臼したり、猫は白血病やがんなど重大な病気にかかるリスクが高まります。
いつの間にか「あれ?太った?」、と思うことはよくあることです。
“いつの間にか”では、後々のケアが大変です。
日頃から、愛犬・愛猫の体にさわり、体型をチェックしましょう。
犬・猫の体型に関して詳しくは、環境省が「ボディ・コンディション・スコア」というのを作成していますので、そちらを参照してください。
当ブログでも取り上げています。
メタボチェック4項目
ここでは、日本獣医生命科学大学獣医学部の新井敏郎先生による、4つのチェック項目を掲載します。
2つ以上気になる項目があれば、早めのメタボ対策が必要です。
【check1 おなかが垂れている】腹部に丸みを帯び、脚のつけ根よりもおなかが垂れていたら要注意。腰にくびれがあり、ろっ骨は触ると分かる程度のわずかな脂肪に覆われているのが理想的。
【chec2 上から見たシルエットが丸い】前足のある肩幅に比べて、ボディラインが大きく膨らんでいるようなら肥満のサイン。肩幅と同じくらいの幅が健康的といえる。
【check3 飼い主のごはんを欲しがる】朝夕の 2食を与えても、人間が食べているごはんを欲しがる場合は注意。このときについ与えてしまうと、習慣化されてしまい肥満に!
【check4 動きが鈍い】若いのに寝る時間がやたらと多かったり、猫の場合は以前よりもジャンプ力が落ちたら太った証拠かも!? 昔と体形が変わっていないか確認を。
環境省では、「飼い主のためのペットフード・ガイドライン ~犬・猫の健康を守るために~」というパンフレットを作っています。
また、環境省による「ペットフードの食べ方/与え方」「日頃の体調管理」「避けたい食材、注意が必要な食材」という動画もあります。参考にしてください。