猫は自分の体を舐めて常に体を綺麗にしています(グルーミング)。
ですので、
「完全室内飼いで、皮膚の疾患等がなければ、必ずしもシャンプーをする必要がない」
というのが獣医師の見解です。
しかし、猫をシャンプーすることにはメリットがあります。
愛猫をシャンプーすることのメリット
・人の猫アレルギー対策
猫アレルギーの原因は、猫の皮膚や唾液から分泌される物質です。
これをシャンプーすることによって、大幅に減らすことができます。
ただし、2日ほどで物質の量は元に戻ります。
なので、家族が猫アレルギーにかからないようにするというよりも、例えば、猫アレルギーをもった友人が来る時に、愛猫をシャンプーしておけば症状を緩和することができます。
・毛玉を吐き出す回数を減らす
猫はグルーミングによって胃にたまった毛玉を吐き出します。
この吐き出す行動は、少なからず体に負担がかかります。
特に、春と秋の毛が生え替わる時期には、毛玉を吐き出す回数が増えます。
体に負担がかからないように、普段からのこまめなフラッシングに加えて、シャンプーするとさらに効果的です。
シャンプーの回数は?
月に1~2回程度のペースでシャンプーをしてあげるといいでしょう。
ただし・・・
猫にとってシャンプーは生きていくうえで必ずしも必要なものではありません。嫌がっているのに無理やりシャンプーをすると、かえってストレスによる体調不良を起こしたり、飼い主に不信感を膨らませたりと、逆結果になりかねません。猫の反応や体調を見ながら、あくまでも負担をかけない範囲で実践するようにしてください。