昨年の9月、鬼怒川(茨城県常総市)の堤防が決壊したときに、屋根に取り残された2人と2匹の柴犬が救出される様子は、生中継され、大きな注目を集めました。
お二人と2匹の柴犬は無事救助されました。
災害時におけるペットの救護対策ガイドライン(環境省)
環境省の「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」には、次のように書かれています。
「災害が起こったときに飼い主はペットと同行避難することが基本であるため、平常時からそれに備えるべき対策についての意識をもち、ペットの安全と健康を守るとともに、他の避難者への迷惑にならないように努めなければならない」
つまり、環境省は、災害時にはペットと一緒に避難するのが望ましいと言っています。
犬は、普段からリードを付けて散歩をしていますので、避難時に問題はないと思われますが、猫の場合問題になります。
愛猫をクレートに入れる練習を
災害なのどのとっさの時に、猫をクレートに入れて運ぶのが、最も素早い方法です。
しかし、クレートに入れるのに手こずっていれば、避難が遅れてしまいます。
普段から、愛猫がクレートに入るのに慣れておくようにしましょう。
愛猫にリードとハーネスを付ける練習を
抱きかかえて避難することを想定して、リードを付ける練習をしておいた方がよいと思います。
リードを付け、しっかり握った状態で抱きかかえないと、落ちた場合そのままどこかへ行ってしまう可能性があります。
緊急時ですので、とりあえず、首輪にリードを付けて避難できるように、普段からリードに慣れさせておきましょう。
できれば、首輪よりハーネスがおすすめです。猫は体が柔らかいので、リードを付けた首輪ごと頭から抜けてしまう可能性があるからです。
ですので、ハーネスにリードを付けた状態に慣れさせることが大切です。
避難所の規則にもよるでしょうが、愛猫をクレートの中に入れっぱなしにすると、どうしても鳴いてしまいますので、クレートから出し、ハーネスにリードを付け、飼い主さんから離れないようにするとよいと思います。
猫漫画家・うだまさんの次の記事が参考になります。