「どうぶつ健保」で知られるアニコム損害保険株式会社の調査と、東京大学の共同研究で行った調査によると、体重5~10Kgの小型犬が最も長い寿命があり、5kg以下の超小型犬を上回ることがわかりました。
犬は、小型になるほど長く生きるといわれていますので、逆の結果になっていると言えます。
ただ、体重による分類方法によっては、順位が変わる可能性があると思います。
犬種別平均寿命1位~10位
犬 種 | 平均寿命(歳) | 体格 | |
1位 | イタリアン・グレーハウンド | 15.1 | 小型 |
2位 | ミニチュア・ダックスフンド | 14.7 | 小型 |
トイ・プードル | 超小型 | ||
4位 | 柴犬 | 14.5 | 中型 |
5位 | パピヨン | 14.4 | 小型 |
6位 | ジャック・ラッセル・テリア | 14.3 | 小型 |
MIX犬(10kg未満) | 小型 | ||
8位 | ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア | 14.2 | 小型 |
9位 | カニ―ンヘン・ダックスフンド | 14.0 | 小型 |
10位 | MIX犬(10kg以上20kg未満) | 13.9 | 中型 |
11位以下
http://www.anicom-sompo.co.jp/company/news/news_0160531.html(アニコム損保)
体格による分類
超小型(5Kg未満)
小型(5~10Kg)
中型(10~20Kg)
大型(20~40Kg)
超大型(40Kg以上)
※ペットフード会社の「ロイヤルカナン」では、成犬時の体重で次のように分類しています。
超小型犬(エクストラスモール):成犬時体重4kg以下
小型犬(ミニ):成犬時体重10kg以下
中型犬(ミディアム):成犬時体重11~25kg
大型犬(マキシ):成犬時体重26kg~44kg
犬の死亡原因
疾患分類 | 死亡頭数 | 割合(%) |
腫瘍 | 1,114 | 13.4 |
循環器系の疾患 | 921 | 11.1 |
泌尿器系の疾患 | 667 | 8.0 |
消化器系の疾患 | 476 | 5.7 |
肝胆道系の疾患 | 453 | 5.5 |
犬種別にみると、「腫瘍」が最も多い死因となる犬種は「ミニチュア・ダックスフンド」「ゴールデン・レトリーバー」「ウェルシュ・コーギー・ペンブローグ」などであり、「循環器疾患」が最も多い死因となるのは「チワワ」「シー・ズー」「キャバリア・キングチャールズ・スパニエル」など、犬種によって死因も異なることがわかりました。
記事元:犬種別の平均寿命を調査(アニコム損保)