猫の祖先のリビアヤマネコは、約13万1000年前、中東の砂漠地帯などに住んでいました。
なので、水にあまり馴染みがなく、普段あまり水分をとらないのもこれに関係していると言われています。
砂漠では寒暖の差が大きく、濡れた状態で夜になると、体温を奪われてしまいます。
これがDNAに刻まれていて、お風呂を嫌がるのかもしれません。
猫は犬に比べて油分が少なく、一度濡れると毛がベタっとなります。
このことから、猫の体は泳ぐのに適していないと考えられます。
綺麗好きな猫は、自分で手入れをしますので、体は綺麗な状態で、臭いも強くありません。
なので、頻繁にお風呂に入れる必要はありません。
シャンプーの頻度は、多くても3~4ヵ月に1度で十分です。
多すぎると皮膚が乾燥肌になってしまい、余分な皮脂を分泌し、皮膚トラブルを起こすこともあります。
毛が長い品種でも、毎日ブラッシングを行っていればOK。
それでも静電気などによって、ホコリが毛に付着しますので、普通の猫よりは多めにシャンプーしてあげましょう。
猫のシャンプーの仕方は、こちらに詳しく書かれています。
猫はなぜお風呂が嫌いなの? 上手に洗う方法を獣医師が解説