夏バテでご飯を食べない飼い犬・猫が、いるのではないでしょうか?
2、3日何も食べない、水も飲まないのなら、すぐに動物病院へ連れていきましょう。
以前に書いたことがありますが、獣医さんのお話では、タイムリミットは3日だそうです。
血液検査をしてどこかに異常がないか調べ、脱水症状がみられるでしょうから、皮下点滴をされると思います。
点滴の中身は、生理食塩水と栄養剤です。
問題がなかったら、「食べなかったら、また2日後に来てください。」で終わりです。
費用は、血液検査と点滴でだいたい3,000円~5,000円です。
※血液検査は項目の数によって値段が変わります。
ついでに「ヒルズの a/d(エー ディー)」を買われたら良いと思います。
1缶350円~450円します。
シリンジが自宅になかったら、シリンジも(動物病院で)買いましょう。
小さいシリンジなら1個50円~100円で買えます。
ヒルズの缶詰は療法食ですので、通常、動物病院でしか買えません。
「a/d」ならすんなり出してくれると思います。
与え方や注意事項の説明が、先生かスタッフからあるかもしれません。
「a/d」は衰弱時や回復期に与える栄養満点の缶詰です。
「a/d」の与え方
まず、スプーンなどにとって、臭わせてみましょう。
興味を持って食べるようでしたら、いつものフードにトッピングします。
それで食べるようでしたらOK。
もし、スプーンで直接口に入れても吐き出す、全く食べる気がないようでしたら、次のようにします。
スプーン1杯ほどの量を何かの器にとって、そこに水を少し入れてかき混ぜます。
シリンジのお尻?の方にかき混ぜたものを入れます。
それを口の正面からではなく、口の横からゆっくり注ぎます。
ラップをかけて冷蔵庫に入れておけば1週間ほどはOKです。
a/dの給与量
a/dの缶詰に体重に対する給与量が書かれています。
1.0=1缶です。
缶に書かれている給与量を超えてはダメですが、あくまで補助的なフードとして与え、食欲が出てきたらいつものフードを与えます。
ただ、高齢の犬・猫でa/dしか食べないのなら、a/dに移行されてもいいと思います。
毎日1缶与えるとなると、大きな出費になりますが、実は楽天やAmazonで購入することができます。
私はいつも24缶セットを購入していますが、1缶あたり相当お安くなります。
a/dを与える上での注意点
ウェットフードですので軟便になります。
次のケースは、別の療法食を医師と相談してください。
・体液貯留の回避または窒素性老廃物
・リン・ナトリウムの蓄積防止を第一の治療目的としている犬猫
・高脂肪の摂取に耐えられない犬猫
・肝性脳症、高脂血症、膵炎、膵炎の既往歴またはリスクのある犬猫
a/dの原材料
ターキー、ポーク、チキン、トウモロコシ、魚油、チキンエキス、ミネラル類、ビタミン類(ビタミンE、ビタミンC、ベータカロテン、他)、増粘安定剤(グァーガム)、アミノ酸類(タウリン)