犬の心臓病の原因となるドッグフードについて


 
アメリカ食品医薬品局(FDA)は、特定のドッグフードが心臓病の原因になっている可能性があると発表しました。
 
特定のドッグフードとは、エンドウ豆、レンズ豆、その他のマメ科植物またはジャガイモを主成分としているものです。
 

 
 

スポンサーリンク


 
 
以下は、ある海外製のドッグフードの原材料です。
 

鹿肉、緑レンズ豆赤レンズ豆エンドウ豆、サンフラワーオイル、フラックスシード、エンドウマメ繊維、炭酸カリシウム、リン酸2カルシウム、天然香料、塩、塩化カリウム、DL-メチオニン、タウリン、ミネラル類(亜鉛、鉄、銅、マンガン、ヨウ素酸カルシウム)、ビタミン類(E,塩酸ベタイン、A、ナイアシン、パントテン酸カルシウム、β-カロテン、B12、D3、リボフラビン、塩酸ピリドキシン、硝酸チアミン、ビオチン、葉酸)、ローズマリーエキス、酸化防止剤(ミックストコフェロール)

 
 
原材料や成分は、配合の多い順に記載するのが慣例になっていますので、これを見ると豆類の配合量が多いのがわかります。
 
まだ調査中で、心臓病の原因になっている可能性のあるドッグフードの名前は、公表はされていません。
 
しかし、上記のドッグフードのように、「エンドウ豆、レンズ豆、その他のマメ科植物またはジャガイモ」が多く使われている可能性があるドッグフードは、食べさせない方が賢明です。
 
 

犬の心臓病の中でも拡張型心筋症になる恐れ

アメリカ食品医薬品局(FDA)は、特定のドッグフードを食べている犬が、拡張型心筋症(DCM)にかかっていると報告しています。
 
拡張型心筋症は、心室の内側の壁が広がり、心臓が肥大する病気です。
 
肥大すると、心室の壁が薄くなりますので、収縮が弱くなり血液が全身に行きわたらなくなります。
 
大型犬に多く発症する病気で、遺伝的素因があると言われています。
 
 
<拡張型心筋症の遺伝的素因がある犬種>
ボクサー、セント・バーナード、ドーベルマン、バーニーズ・マウンテン・ドッグ、グレート・デーン、ニューファンドランドなど。
 
どちらかというと、超大型犬に属する犬種です。
 
 
しかし、今回の報告では、ゴールデン・レトリバーやブルドッグなどの大型犬や中型犬に拡張型心筋症の発症例があるとしています。
 
これらの犬は、エンドウ豆、レンズ豆、その他のマメ科植物またはジャガイモを多く含むドッグフードを食べていたこともわかっています。
 
今後の調査結果や詳細な報告を見守りたいと思います。
 
 
アメリカ食品医薬品局(FDA)
https://www.fda.gov/NewsEvents/Newsroom/FDAInBrief/ucm613355.htm
 
 
 

タイトルとURLをコピーしました