テレビでも取り上げられていましたが、京都大学の藤田和生教授(心理学)によると、犬は、飼い主に対して不親切な人を嫌うという傾向があるそうです。
藤田教授の実験
真ん中の飼い主が、容器を開けられないふりをする。
飼い主は右隣の人に助けを求めるが、拒否をされる。
その直後に、飼い主の両隣の人が、犬にエサを差し出す。
様子を見ていた犬は、飼い主の助けを拒否した人の方へは行かなかった。
以上の画像は「NHK NEWS WEB」より
この実験を18匹の犬で調べたところ、11匹の犬が飼い主に協力しなかった人からはエサを食べない傾向がみられたそうです。
この結果から、藤田教授は、「犬は飼い主に不親切な人を嫌う感情がある」としています。
一方で、飼い主に協力する実験もしましたが、飼い主に協力的な人を好む傾向は特に確認できなかったということです。
犬は「飼い主に不親切な人が嫌い」!のまとめ
・犬は飼い主と仲が悪い人を感じ取って避ける傾向にある。
・一方で、仲の良い人を特に好む傾向にはない。
ということでしょうか。
家族の中では、ご飯をあげる役が一番愛犬に好かれていると思います。
お風呂に入れたり、毛や爪をカットする担当のものには、あまり近づかないような気がします。