愛犬のための手作り料理がブームの気配

日経トレンディネットによると、犬用のごはんを家庭で手作りする動きがブームの気配だそうです。
 
その背景には、ペットの健康志向の流れがあります。
 
現在の飼い犬は、ドッグフードやおやつの定着による栄養バランスの取れた食事をしています。
 
また、動物病院を利用する機会が増え、犬用のジムやプールといった運動施設なども増加しています。
 
そのおかげで、飼い犬の寿命が延び、日本の犬社会も、人間同様に高齢化社会になっています。
 
ある愛犬のための料理教室に参加した飼い主さんにアンケートをとった結果、毎日手作りごはんを与えているという人は23%。週に2~3回ほど手作りをしている人を合わせると36%にものぼりました。
 
キャベツ、大根、ニンジン、ゴボウなどの野菜や、肉を茹でる。そんな簡単なことから手作りごはんを始める人が多いようです。
 

手作りごはんを始めたきっかけ

手作りごはんを始めたきっかけを料理教室の参加者に聞いたところ、ある方は、「涙やけがひどく、市販のドッグフードに不安を感じたのがきっかけです。面倒じゃない?と聞かれることが多いですが、基本的に家族のメニューと同じで、味付けはしませんから、そんなに大変じゃない。それより愛犬の健康の方が大切です」と語っています。
 
獣医師の須崎恭彦氏は、「食品偽造が相次ぎ、加工食品に対する不安感の高まりがある」と指摘しています。
 
また、須崎氏は、「昔は、重たい鎖でつながれた番犬でしたが、いまは、単なるペットではなく我が子同然なのです」と言っています。
 

ペットフードか手作りか、二者択一ではない

ペットフードにするか、手作りにするかの二者択一ではなく、ペットフードに手作り料理という選択肢を増やすという考え方が大事だそうです。
 
しかし、手作りごはんに挑戦するうえで、飼い主の多くが抱えるのは、「手作りは面倒だ」「おしゃれにおいしく作れない」「健康に悪いものを与えたらどうしよう」などといった不安。
 
そうした不安に対しては、それほど気にする必要はないと須崎氏は言います。「よく塩分を薄くなどといいますが、動物の体には調整機能があるので、水をきちんと飲ませれば大丈夫」だそうです。
 
須崎氏は続けて、「犬のNG食品であるネギ類やチョコレートは別として、人間に良いものは犬にも良いのです。味の濃さが気になる方は、肉や魚の味付けをする前にさっとボイルなどして取り分けたらそんなに面倒ではないはず」と言っています。
 
愛犬に手作りの食事を与えたことがない方は、挑戦してみてはいかがでしょうか。
 
経験上、毎日のように手作りの食事を与えていると、いつものドッグフードを敬遠する傾向にあります。
 
でも、週に1度や2度程度ならドッグフードを食べなくなるということはありません。
 

人気手作り料理ベスト3

1位 お米とゴマのおせんべい

ペット生活より

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2位
たまごがゆ
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3位
米粉と豆腐のパンケーキ
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記事元
ペットも健康志向!? 愛犬用の手作り料理教室が活況(日経トレンディネット)
 
 
 

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