犬も猫も、一般に7歳以上を高齢期とされています。
ペットフードも7歳以上をシニア用としていますね。
人間でいうと40歳半ばです。
しかし、犬・猫の7歳といえば、最近の平均寿命からすると、一生のちょうど半分。
まだまだ、元気に走り回れる年齢です。
ですので、犬も猫も本格的な老化は11~12歳というのが、獣医師の間の見解のようです。
人間でいうと60歳前後です。
人間も60歳を超えると、体のどこかに異変が起こります。
犬・猫は具体的に、どのような異変が起こるのでしょうか。
愛犬・愛猫の次にあげる老化のサインを見逃さず、おかしいと感じたら獣医師に診てもらいましょう。
白髪が目立つ
鼻、口、眉あたりから白髪に。全身の毛の退色も老化のひとつ。もともと毛が白い犬は、ツヤやパサつきをチェック。
呼ばれても反応しない
聴力が衰え、飼い主の声などが聞き取れないことがある。関心の低下から面倒になって応えないことも。
物にぶつかる
視力が低下すると物にぶつかりやすい。筋力の低下や、脳神経の異常が原因のこともある。
口が臭い
歯に歯垢がつく、歯ぐきが腫れるなどの歯周病の症状がでてくる。
抜け毛が増える
換毛期がある犬は、ダラダラと長期にわたり毛が抜ける。新陳代謝が悪くなってきた証拠。
お尻が小さくなってくる
筋肉が落ちて、お尻が四角い印象に。真上から見ると上半身に比べて、お尻だけが小さく見える。
体形が変わってくる
新陳代謝が悪くなり肥満になる。逆に栄養の吸収が悪くなり、やせることも。
息が切れる
散歩中、息が切れたら体力が衰えてきた兆し。安静時の息切れは循環器系の病気の可能性も。
イボができる
イボは皮膚の老化のしるし。顔、足先を中心にできる。
触れられるのを嫌がる
気難しくなったのが原因。痛みがある場合も同様の反応を。
おもらしをする
オシッコがたまる感覚がわからなくなる。排尿をコントロールできなくなる。
目が白くにごる
瞳孔の奥が白くにごる白内障などの症状がでる。
フケがでる
皮膚が乾燥してうるおいがなくなってきたため。甲状腺の機能低下のことも。
あまり遊ばなくなる
好奇心がなくなる、無関心になるなど心の老化のサイン。身体の機能に不調があることも。
後ろ足だけ歩幅が狭くなる
歩行中、後ろ足だけ歩幅が狭い場合は、腰や後ろ足の老化による異常かも。
立ったり座ったりに時間がかかる
背骨まわり、股関節、ひざなど関節に痛みがあるかも。関節は老化により異常をきたしやすい。
チェック項目の引用元:老犬・老猫の病気と予防法「想像以上に多い関節の病気。高齢でもできるだけ散歩を」(excite.ニュース)
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