同居していた先住犬が亡くなると、ほどなくして残った犬も亡くなるという話しを近所でも聞きます。
あるいは元気がなくなったという話しもよく聞きます。
仲間が亡くなり、残された犬や猫たちはどのように思っているのでしょう。
このことについて、ニュージーランドとオーストラリアでアンケート調査され、その結果が発表されました。
最も特徴的な行動の一つが、『先立ってしまった同居犬や猫が生前好んで寝ていた場所をたえずチェックしていた』と言う回答でした。
この行動は、犬60%、猫63%に見られたそうです。
また、34%が寝て過ごす時間が増えていると回答しています。
35%が食べる量が減り、31%が食事をする速さが遅くなったと回答しています。
犬58%、猫42%が先立ってしまった仲間の亡骸と対面しています。
その大多数が亡骸の匂いを嗅いで、仲間の事を確かめていたそうです。
しかし、亡骸と対面した犬・猫と、対面しなかった犬・猫のその後の行動に違いは見られなかったようです。
アンケートの回答をみた研究者たちは、同居犬や同居猫に先立たれてしまった犬や猫が、仲間の死にストレスを感じているのではないかとみています。
仲間の死後、犬や猫達の行動の変化が見られる期間は、犬と猫ともに6ヶ月未満だったそうです。
犬も猫もストレスに弱い生き物です。
ストレスで病気になったり、亡くなることもあります。
調査結果にあるように、6ヶ月間、あるいは元の元気さを取り戻すまで、思いっきり愛情を注ぐことが大切です。
寂しいだろと思って、すぐに新しい仲間を増やすのは、かえってストレスになる可能性があるそうです。
元記事:同居していた仲間に先き立たれ残された犬達が思う事(わんちゃんホンポ)