夏、猫が快適に過ごせる室内温度は、27度~29度といわれています。
人間の場合、エアコンの冷房設定温度は、28度が環境省によって推奨されています。
なので、猫と過ごすときには、28度がちょうどいいのではないでしょうか。
人によっては、28度は暑いと感じるかもしれません。
そんなときは、扇風機を併用するか、空気をかくはんするサーキュレーターを使えば体感温度は下がります。
環境省によると、夏の冷房時の温度設定を1度高くすると約13%の消費電力の削減になります。
サーキュレーターの電気代は微々たるものですので、設定温度を1度下げるよりは、サーキュレーターを使った方が節電できます。
除湿設定よりは、冷房に設定した方が節電できるといわれています。
身軽な猫は、自分で一番快適な場所を探します。
冷房が寒いと感じたら、室内の天井近くにいます。
また、暑いと感じたら、冷気のかかる場所に移動しています。
困るのは、猫と犬を一緒に飼っている場合。
犬は猫のように、上下に移動できません。
犬の場合の室内温度は、25度~26度といわれたり、28度といわれたりと様々です。
犬が、次のような症状を見せると、熱中症の初期です。
・元気がなく、ぐったりしている。
・激しくハーハーと呼吸し、大量のよだれを出す。
・口を大きく開き、舌が口の横から出ている。
・目が充血したり、耳の内側や口の粘膜の赤味が強くなる。
※体温が41度以上ある場合は危険な状態です。
様子をみながら、室内温度を設定しましょう。