炎天下、車の中に愛犬・愛猫の置き忘れに注意!


 
先日、いつもの動物病院に着くと、車の中でぐったりしている犬を治療している場面に出会いました。
 
犬はぐったりしていて、ハァーハァーという呼吸をしている様子もなく、病院のスタッフがその犬の口に酸素ボンベから延びたチューブを差し込んでいました。
 
後でスタッフの方が教えてくれたのですが、熱中症にかかっていたようです。
 
 
診察を終えて、犬を車に乗せ、飼い主さんが支払いのために病院内で待っている間に熱中症に。
 
いくら車のエアコンをガンガンつけていたとしても、いったんエンジンを切ったら、5分とたたない間に車内は30度、40度と温度が上昇します。
 
 
熱中症の初期症状は、呼吸が速くなったり、よだれを出したり、脱水症状を起こします。
 
この後、ぐったりして、けいれんを起こすようになります。
 
 
あのわんちゃんは、最悪の状態になる一歩手前だったようです。
 
 

熱中症かと思ったら

体温を下げることが重要です。
 
・冷水体にをかける
 
・冷水でぬらしたタオルを頭、わきの下、両股のつけねに置く
 
・水が飲める状態なら水を飲ませる(スポーツドリンクがあればそれを薄くして飲ませる方が効果的)
 
 
体温測定ができるのなら測ります。
 
犬も猫も、平均体温は38度代です。
 
 
楽になった様子であっても、念のため病院に連れて行ってあげましょう。
 
熱中症で緊急に運ばれてきた犬の生存率は、50%と言われています。
 
 
車の中に愛犬・愛猫の置き忘れないようにしましょう。
 
 
それで、あのわんちゃんですが、1時間程処置した後、元気になって帰って行きました。
 
 
 

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