犬の場合はこちら>>>犬が蚊に刺されたら かゆいの?
猫の場合、人間のように蚊に刺された部分が赤く膨らんでかゆくなることは、一般的にはないようです。
しかし、蚊に刺されるとアレルギー反応を起こして、特定の場所にかゆみなどがみられることがわかっています。
特定の場所とは、耳の裏、眉間から鼻先までの間、肉球です。
この部分がかゆくなり、赤く腫れた突起がブツブツとできます。
このアレルギー反応を蚊刺咬過敏症(ぶんしこうかびんしょう)と言います。
赤いブツブツですので、見ればすぐわかりますが、肉球をよく舐めたり、耳の裏をよくかいているなと思ったら、異常がないか確かめましょう。
一種のアレルギー性皮膚炎ですので、放置すると、ひどいかゆみと脱毛をともなうようになります。
治療は、ステロイドの塗り薬を塗り、エリザベスカラーをつけて、その部分をかいたり舐めたりできないようにします。
また、ステロイド剤や抗ヒスタミン剤を投与することもあります。
蚊刺咬過敏症の対策としては、蚊に刺されない環境を整えるしかありません。
蚊に刺されない環境とは、蚊取り線香などで蚊を退治することです。
飼い猫を外にも出られるようにしている場合、蚊を媒介とする感染症に特に注意してください。
フィラリア対策は猫にも必要です。
記事元
猫も蚊に刺される? 蚊取り線香や駆除薬でアレルギー症状・フィラリア対策を(ペトこと)