少し前の話ですが、愛犬と散歩中に、一人の女性(70代だと思う)が、「うちの子(犬のこと)は18歳のときに、突然いなくなってねぇ」と私に話しかけてこられました。
迷子といえば迷子ですが、空いていた家のドアから出て行ったきり、帰ってこなかったそうです。
「猫は死期が迫ると姿を消す」という話は聞いたことがありますが、犬については初耳でした。
しかし、猫は死ぬところを見られたくないので姿を消す、と言われてきましたが、どうもそうではないようです。
体が弱っているところを他の動物に襲われないように、静かな場所に移動して回復を待つ。
それは動物の本能だそうです。
それが、回復せぬまま死んでしまうと「死ぬところを見られたくないので姿を消すんだ」という話になったのだと思います。
犬の場合も猫と同じです。
死を予期するなど、未来を予測できるのは、人間だけだと聞いたことがあります。宗教という世界観が生まれたのも死を予期できるからですね。
変な方向へ話が行ってしまいそうですが、何が言いたかったかというと、愛犬や愛猫が部屋の隅っこや、ソファなどの下に入ってじっとしている場合は、体調が悪いかもしれないので注意してみましょう。
また、犬や猫は暮らす環境が変わったので、ある日突然いなくなるということはないようです。
突然いなくなることはないが、あの女性のわんこのような事例は、時々あることはある、というお話しです。