今が旬のタケノコですが、愛犬・愛猫がタケノコを食べても大丈夫なのでしょうか。
１．タケノコは食物繊維が豊富で、100gあたり3.2gあります。
ですので、便通を良くし、腸内の老廃物を排出してくれる働きをします。
しかし、人間と同じく、食べ過ぎると下痢の原因になります。
２．タケノコをたくさん食べると、顔に吹き出物ができるなど、アレルギーに似た症状を起こす人がいます。
これは、タケノコに含まれる「アセチルコリン」という物質が原因です。
しかし、「アセチルコリン」は、加熱、あく抜きをすれば大部分が失われます。
３．タケノコのあくやえぐ味の原因物質の一つはシュウ酸です。シュウ酸を恒常的に摂取すると結石の原因になりますが、あく抜きをし、恒常的に摂取しない限り問題はありません。
むしろ、結石予防にもつながるカリウムを豊富に含んでいます。
また、カリウムはナトリウム（塩分）を排泄する役割があります。
結論
恒常的に食べなければ大丈夫ですが、一時に大量摂取すると、下痢を引き起こしたり、かゆがる動作をする可能性があります。
愛犬・愛猫が欲しがるなら、「アク抜きをした、味付けをしない、茹でたもの」を小さく切って、いつものご飯にトッピングする程度の量をあげてください。
因みに、『猫に与えて OK? NG? 食べ物図鑑』（ねこのきもち／ベネッセ）には、「ミネラルが多く結石の原因になるので注意」として三角印が付いています。
また、「オシッコの病気の猫にはNG!」と書かれています。
『犬に与えて OK? NG? 食べ物図鑑』には、タケノコが取りあげられていません。
