新しい犬用ノミ・マダニ駆除剤「ブラベクト(R)錠」

人に対して、最近よく注意喚起されているのが、マダニによる感染症です。
 
中でも、ウイルスを保有しているマダニに咬まれることにより感染する「重症熱性血小板減少症候群(severe fever with thrombocytopenia syndrome: SFTS)」は、重症化すると死亡することがあります。
 
日本国内では、2013年に初めて死者が確認(死亡は2012年秋)されて以来、37人が死亡しています。
 
全てのマダニが、SFTSウィルスを保有しているわけではありませんが、ペットに寄生するマダニが媒介してSFTSに感染する可能性があります。
 

フタトゲチマダニ

SFTSの保有が確認されている「フタトゲチマダニ」


 
タカサゴキララマダニ

SFTSの保有が確認されている「タカサゴキララマダニ」


 

SFTSウィルスに対してペット自身は大丈夫?

厚生労働省が犬に対して調査したところ、SFTSウィルスに対して陽性の犬は、現在見つかっていません。
 
人以外の多くの動物は、抗体を保有しているようです。
 
しかし、ペットにマダニが寄生した場合、皮膚炎、貧血、栄養障害などの病気を引き起こす可能性があります。
 
これからノミ・ダニが活発化する時期です。ペットのためだけでなく、人のためにもノミ・ダニ対策は必ずしたいものです。
 
近頃、新しい犬用ノミ・マダニ駆除剤「ブラベクト(R)錠」というのが、国内で製造販売することを認証されました。
 
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犬用ノミ・マダニ駆除剤「ブラベクト(R)錠」の特徴

(1)ノミ・マダニ駆除剤は月に1回投与しますが、「ブラベクト(R)錠」は効果が3か月間持続しますので、3か月に1回の投与で済みます。
 
(2)錠剤に風味、香味を加えたフレーバー錠ですので、投与しやすくなっています。
 
3か月に1回の投与って、逆に忘れそう(笑)。←わがままなやつ
 
「ブラベクト(R)錠」は、獣医師の処方による薬剤です。
 

 
参考
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について
 
 
 

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