愛犬が、お座り、お手などができたときに、オヤツをあげるというのは、愛犬にとっては最高の報酬です。
オヤツなどの食べ物は、動物にとって生死を分けるほどの重要な意味を持つからです。
しかし、報酬はオヤツや食べ物だけではありません。
例えば、散歩に行きたがっているときがあるとすれば、そこで「待て」などの指示に従ったら散歩に行く、というのは愛犬にとっては報酬になります。
同じように考えると、いろんな場面で報酬による“しつけ”ができそうです。
愛犬が遊びたがっているのなら、遊んであげる事も報酬となるでしょう。
また、愛犬が甘えたい様子なら、甘えさせてあげるのも報酬となります。
指示に従ったら、褒めるだけでも報酬になりますね。
ここまでは“しつけ”の方法として、実践されている方も多いと思います。
なにも与えないという報酬もある
愛犬が近づいてきて飼い主の横でくつろいでいるのなら、その行動を許すだけでも報酬となるのです。
愛犬が飼い主さんに近づき、飼い主さんの手前に来た時点で、何かの指示を出します。
その指示をうまくこなせたら、「オイデ」と指示を出して、近寄らせるという“しつけ”の方法もあります。
このように、愛犬がその時々で求めていることが解れば、報酬をうまく利用して“しつけ”を実践することができます。
愛犬の“しつけ”に手こずっている飼い主さんは、何かできたご褒美に、オヤツだけ与えてはいないでしょうか。
記事元
【しつけ】犬にとっての報酬とはなにか(ガジェット通信)