ネコの放し飼いについて

犬と猫の飼育頭数がほぼ並んでいますが、小型犬ブームから最近は猫ブームに移り変わっています。

そんな中、青森県五所川原市が、猫の飼養者に対して、「ネコの放し飼いはやめましょう」という告知をホームページ上に掲載しています。

猫を飼う人が増えるのに比例して、放し飼いに関する苦情が増えているそうです。

苦情内容は、ご想像通り、ウンチ、オシッコ、車の引っ掻きキズ等々です。

放し飼いの危険性-病気-

以前お話しましたが、放し飼いをすることにより、エイズに感染した猫に噛まれたり、引っかかれたりすると、エイズに感染してしまう可能性があります。

猫感染症研究会による2008年の全国調査では、外出する猫1770匹のうち、猫エイズ陽性率は23%です。

約4匹に1匹の割合で、エイズに感染してしまうということです。

猫エイズは免疫力が低下する病気ですので、口内炎や鼻水、下痢、貧血、腫瘍など、様々な症状を招きます。

猫エイズ以外にも、感染症にかかるリスクが高まります。

長生きするのは、完全室内飼いの猫の方です。

放し飼いの危険性-事故-

交通事故は言うまでもありませんが、最近ネットで広まっているのが、「猫バンバン」。

広まるきっかけとなったのが、日産自動車の呼びかけによるもので、車を走らせる前にボンネットをバンバンとたたき、冬場にぬくもりを求めてエンジンルームに入り込んでいる猫に知らせようというもの。

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JAF(日本自動車連盟)も同様に、「ボンネットをパンパンしましょう」『ボンネット コンコン』というのを広めています。

愛猫がエンジンに巻き込まれて・・・想像もしたくないでしょうが、悲惨です。

巻き込んでしまった車の持ち主も嫌な気分になります。車を買い換えたという事例もあるみたいですよ。

室内で快適に過ごせるように

犬は散歩に連れて行けるけど、猫は1日中家の中に閉じ込めるのはかわいそう、という理由で放し飼いをしている場合は、次のような解決策があります。

・飼い猫の外での行動範囲(縄張り)は、そんなに広くないので、室内環境をよくすれば退屈することはないと思います。

例えば、上下に移動することを好みますので、猫タワーなどを利用する方法があります。

・窓から外を眺めている愛猫を見ると、外に出してやりたくなりますが、去勢すると、発情期に外が気にならなくなったり、脱走が防げるようになります。

のるまえに#猫バンバン(日産自動車)

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