猫は、布にじゃれているうちにかみ切って、食べてしまうことがあります。
これは、繊維質が不足しているので、本能的に補給しているという説と、何か噛みたいという強い欲求がそうしているとういう説があります。
野性時代、猫は、捕った獲物から繊維質を補給していましたが、現代のキャットフードは、繊維質があまり含まれていないやわらかいものが多いからかもしれません。
布をかみ切って食べた量が少ない場合は、ウンチと一緒に出てきます。
しかし、大量に食べてしまって吐き出せなくなった場合は、危険です。
嘔吐、下痢、食欲がない、といって症状がでるようになります。
このときは、すぐに病院に連れて行きましょう。
冒頭に書いた2つの説を満たしてやれば、直る可能性があります。
それには、噛みごたえがあって、繊維質の多いフードに替えることで解決できます。
と言っても、最近はキャットフードも猫種別のが売られていて、どれを選んだらいいかわからないですよね。
今食べているドライフードに、ブロッコリーやキャベツいった猫が食べられる野菜をトッピングするという方法もあります。
または、猫草を置いてあげるのも一つの方法です。
食物繊維を多く含むフードとしては、「サイエンスダイエット<プロ>健康ガード 便通・毛玉」や「ロイヤルカナン ステアライズド アペタイト コントロール」などがあります。
栄養価の高いフードを食べている猫は、布類に限らず、誤食が少ない傾向にあるようです。
『うちの猫の健康をまもる本』(Gakken)
これからの季節、毛糸の衣類が部屋の中に置かれていることが多いと思います。
愛猫がかじって食べないように注意しましょう。
愛犬・愛猫が「ブロッコリー」を食べても大丈夫?
愛犬・愛猫が「キャベツ」を食べても大丈夫?