飼い猫が何日食べないと危険か!もしかして口内炎では?

飼い猫が急にごはんを食べなくなると、「お腹が痛い」なんて言わないだけに心配です。

前日にひどい下痢をしたということでしたら、体調が悪いので食べないのだと判断できます。

まず、1日食べなくても心配はありません。

私の行く動物病院の先生は、「3日がタイムリミット」と言っています。

犬なら水さえ飲んでいれば、1週間は大丈夫と言われることがありますが、猫はもともと水をあまり飲まないので、3日目の朝になっても食べなかったらすぐに動物病院へ連れて行ってあげてください。

 

食べない理由を考える

猫は、子猫時代に何を食べていたかによって、その後の味の好みが決まります。

一度気に入ったフードの味に飽きることはないと言われています(『うちの猫の健康を守る本』学研)。

しかし、メーカーがそのフードをリニューアルしたり、同じ製品でも製造工場が違うという理由で食べなくなることもあるようです。

住環境が変わったことによるストレス、留守番の時間などが多いことで起こる分離不安症が原因になっていることもあります。

猫風邪も理由として考えられます。

 

意外と多いのが口内炎

ごはんを食べない理由として、意外に多いのが口内炎です。

口内炎は、口の中で細菌が繁殖することで起こります。

その主な原因となっているのが、歯石や歯垢の蓄積です。

歯石や歯垢に付いている細菌が口の中で繁殖すると、粘膜に腫れや炎症が起こり、よだれが出たり、口臭がするようになります。

猫にとって口内炎は痛いので、食事ができなくなります。

 

猫の口内炎の治療

歯石や歯垢の蓄積が軽度の場合は、抗生物質が処方されます。

ひどい場合は、抜歯などの外科治療が行われます。

抗生物質は人用のものが転用されます。

代表的なのは「ジスロマック」というマクロライド系抗生物質です。

別名「アジスロマイシン」と呼ばれています。

比較的副作用が少なく、適応菌種が多くて、皮膚感染症、リンパ節炎、気管支炎などに幅広く適応できるのが特徴です。

飼い猫がごはんを急に食べなくなったら、一度口の中を見てみましょう。

口を開けさせようとして、猫が強く首を振ったり、拒んだら、口内炎の可能性があるので、動物病院に連れて行ってあげてください。

 

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猫の病気
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