米食品医薬品局(FDA)は、骨タイプの犬用おやつは安全でないと警鐘を鳴らしています。
FDAによると、骨を加工したおやつ、表面を骨でコーティングしたおやつを食べた犬が死亡する例が増えています。
以前から骨タイプの犬用おやつはあったのに、なぜ急に死亡例が増えだしたのでしょう?
その一つには、調査があまりされていなかったことがあげられます。
二つ目には、「ろっ骨」、「豚の大腿骨」、「ハムボーン」、「スモーキーナックルボーン」と呼ばれるものに問題があるようです。
犬は基本的に、食べたものはあまり噛まずに飲み込みます。
破片となった骨がのどにつまって窒息したり、胃で消化不良を起こしたりします。
それが原因となって病気、最悪には死亡しています。
犬は、ジャーキータイプのおやつが好きですよね。
でも、FDAによると、2015年には1000匹以上の犬が死亡し、6000匹以上が食べた後に病気になっています。
胃、肝臓、泌尿器に異常をきたし、重いケースでは腎不全や胃腸内出血などを起こして死亡しています。
これは一時事件として扱われましたが、特定の商品だけに集中しているわけでもなく、また原因物質の特定には至りませんでした。
ただ、原材料に鶏肉や鴨肉、さつまいも、ドライフルーツなどが使われているという共通点がありました。
そのほとんどが中国産でした。
アメリカでは、原料の原産国記載を義務付けられていません。
日本では、ペットフード安全法で、ペットフードの名称、賞味期限、原材料名、原産国名、事業者名及び住所の5項目の表示が義務付けられています。
ただし・・・
例えば、A国産の生鮮肉を購入し、日本で素干しして干し肉(ジャーキー)を製造した場合、日本国産と表示できます。
おやつのほとんどに保存料や酸化防止剤が使用されています。
しかし、袋を開けて数日の間には使い切るようにしましょう。
保存するときは、次のようなことに注意しましょう。
・空気に触れさせない
・直射日光をさける
・高温になるところをさける
できるだけ酸化させないことが、保存のポイントです。
酸化してしまうと、油分がトランス脂肪酸という体に悪い物質へと変化してしまうからです。
保存するには、涼しい場所、冷蔵庫が無難です。