ペット保険というのがありますが、加入率は5~6%です。
イギリスの約20%、スエーデンの約80%に比べると、日本の場合、加入率は低いと言えます。
加入されている方は(日本)、飼い犬や猫のどのような病気で保険請求しているのでしょう。
それによって、犬や猫のかかりやすい病気というのがわかります。
通院
1位:外耳炎・外耳道炎
2位:その他の皮膚炎
3位:膿皮症
4位:胃腸炎
5位:嘔吐・下痢
入院
1位:歯周病
2位:椎間板ヘルニア
3位:膵炎(すいえん)
4位:胃腸炎
5位:消化官内異物
手術
1位:歯周病
2位:子宮蓄膿症
3位:消化管内異物
4位:乳腺腫瘍・乳腺腫癌
5位:歯根膿癌・根尖膿瘍(こんせんのうよう)
犬の場合は、外耳炎・外耳道炎と歯周病がかかりやすい病気という結果になりました。
<外耳炎・外耳道炎>
外耳炎・外耳道炎になるのは、垂れ耳の犬に多く、蒸れることで細菌などが繁殖しやすくなります。
・愛犬から何かいつもと違ったニオイがする。
・首のあたりをよく掻く。
・首をよく振る。
などによって、耳に異常があることを発見することが多いです。
初期の場合は、2回くらいの通院で完治します。
スキンシップをする際には、耳を見たり、他の体の部位を触って異常がないかみる習慣をつけることが大切です。
<歯周病>
歯周病は、口元から鼻先(マズル)の長い犬に多くみられます。
マズルの長い犬種は、幼犬の頃から歯磨きの習慣をつけておきたいですね。
手術となると、全身麻酔をしますので、犬にとっては大きな負担になります。
通院
1位:膀胱炎
2位:結膜炎・結膜浮腫(けつまくふしゅ)
3位:嘔吐・下痢
4位:外耳炎・外耳道炎
5位:胃腸炎
入院
1位:腎不全
2位:尿道閉塞
3位:糖尿病
4位:消化管内異物
5位:胃腸炎
手術
1位:歯周病
2位:消化管内異物
3位:膀胱結石
4位:外傷
5位:子宮蓄膿症
猫はオシッコに関係のある病気が多いですね。
猫は、普段あまり水を飲みませんので、この病気にかかりやすいと言われています。
しかし、いつもよりたくさん水を飲んで、オシッコをよくする、オシッコをしなくてもしゃがむ姿勢をよくとる場合は、膀胱炎や腎不全といった病気のサインの可能性があります。
猫の場合、1日の水を飲む量の目安は、体重1kgあたり50mL(50cc)です。
50mLというのは、大さじ3杯と小さじ1杯をたした量です。
特に冬場は、ドライフードに缶詰を混ぜるなどして、水分をとらせる工夫をしましょう。
記事元
ペットがかかりやすい病気とペット保険の役立ち例