犬が真夏のアスファルトの上を歩くことが安全かどうかを判断する一般的な方法は、「5秒ルール」です。以下にその手順を説明します。
愛犬の肉球を守る5秒ルール
1.飼い主さん自身の手の甲を舗装道路に触れる。
2.5秒間そのままにする。
5秒間、手の甲が熱すぎて耐えられない場合は、アスファルトは犬の肉球にとっても熱すぎると判断できます。
この方法はあくまで一般的なガイドラインであり、犬の肉球の感じ方は人間の手の甲とは異なる可能性があることを覚えておいてください。
真夏の日中に犬を散歩させる場合は、早朝や夕方の涼しい時間帯を選ぶことをおすすめします。
どうしても暑い日中に散歩をしなくてはならない時は、肉球保護クリームや犬用の靴を使用することも考えてみてください。
犬の靴 サイズの測り方
足の下に紙をしいて、しっかり体重をかけるようにします。つま先立ちのような姿勢では、正しいサイズが測れません。
鉛筆で印をつけて、定規でたてとよこを測ります。前足と後ろ足ではサイズが違うことがありますので、前後両方測りましょう。
靴選びの注意点
愛犬の足のサイズがわかったら靴選びですね。
靴は4個必要ですので、通販で買う場合、1セット2個なのか、1セット4個なのかをよく確かめましょう。
初めて購入される場合は、値段が安い靴を購入して、「嫌がらないか」、「靴を履いて歩いてくれるか」など、愛犬の状態を確認することをオススメします。
散歩中に靴が脱げてどこかへいってしまった、ということは必ず起こります。
なぜ北海道では犬に靴を履かせるのが常識なのか
北海道では、寒さと乾燥の影響から、犬が素足で歩くと足が皮膚病や趾間炎(しかんえん)を起こすリスクが高いと言われています。
また、割れた氷のかけらで足を傷つけることもあります。
さらに、道路には融雪剤や凍結防止剤がまかれていることがあります。融雪剤は塩化カルシウムが、凍結防止剤には塩化ナトリウムが主に使われています。これらは犬にとっては毒です。
素足で融雪剤・凍結防止剤がまかれている上を歩き、犬が足裏をなめる可能性があります。融雪剤や凍結防止剤をなめると、嘔吐や下痢、胃腸障害を起こすリスクが高まります。
以上のような理由から、北海道では犬に靴を履かせるのが常識だと言われています。