愛犬・愛猫にクリスマスケーキ(人間用)を食べさせてもよいか

ペット用のクリスマスケーキが売られていますが、「人間用に作られたクリスマスケーキを食べさせてもよいか」について書きます。
 
結論
スポンジ、生クリーム、イチゴなら食べさせても大丈夫です。
 

 
スポンジにブランデーなどが入っている場合はダメです。
 
言うまでもなくチョコレートはダメですね。
 
イチゴはビタミンCが豊富なカロリーが低い果物で、表面のタネごとあげてください。
 
注意点-大量にあげないこと-
生クリームやバターを使っているので高脂質なため、与えすぎると最悪急性膵炎(すいえん)になる可能性があります。太り気味や高齢な場合は特に注意してください。
 
雑誌『いぬのきもち』には、与えてもよい量として「スポンジ部分を1cm角程度」「生クリームはひとなめ程度」と書かれています。
 
個体差があると思いますので、飼い主さん自身で判断してください。
 
膵炎について
膵臓(すいぞう)の役割:膵液をつくります。膵液は十二指腸で腸液と混ざり合い、タンパク質や脂肪を分解する強い消化液になります。
 
膵炎とは:簡単に述べると、何らかの原因で膵液が活発につくられると、膵臓自身を消化する事態になる病気です。
 
膵炎の原因:今回のテーマだと、脂肪食の過剰摂取です。
 
膵炎の症状:嘔吐、下痢、食欲廃絶、お腹が痛くて体を丸めたり床にお腹をつけた体勢をとります。
 
治療:特効薬はないようです。脱水症状があるなら輸液(点滴)をする、消化のよい食事を少量与える、絶食させるなどの対処療法が行われます。
 
発症率の高い犬種:ミニチュア・プードル、ミニチュア・シュナウザー、コッカー・スパニエル、ウェスティ(ウェスト・ハイランド・ホワイト・テリア)
 
:膵炎と食事の関係はよくわかっておらず、腹部を強打するなどの事故によって膵臓が損傷することで発症するか、感染症によって発症するケースが多いようです。
 
 
 
 

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