「ハートのペット保険」でおなじみのアイペット損害保険株式会社が、「ペットの傷病ランキング」を発表しました。
その結果、種別や年齢毎にかかりやすい傷病に違いがみられることが明らかになりました。
調査期間：2015年8月1日～2016年3月31日
対象：０歳～16歳の犬・猫、ペット保険に保険請求した契約者
傷病ランキング総合１位は皮膚炎
犬・猫のかかりやすい傷病を総合すると、皮膚炎が第１位になっています。
病名は、次のようになっています。
犬：膿皮症・マラセチア皮膚炎・皮膚糸状菌・ニキビダニ・カイセン・ミミダニ・アトピー・アレルギー
猫：皮膚糸状菌・カイセン・ミミダニ・好酸球性肉芽腫・アトピー
| 総合傷病ランキング | 全体に占める割合 | |
| 1位 | 皮膚炎 | 12.3% |
| 2位 | 外耳炎 | 9.7% |
| 3位 | 下痢 | 7.5% |
| 4位 | 嘔吐 | 3.9% |
| 5位 | 腫瘍 | 3.8% |
| 6位 | 異物誤飲 | 3.1% |
| 7位 | 胃腸炎 | 2.6% |
| 8位 | てんかん | 1.9% |
| 9位 | 胃腸炎 | 1.8% |
| 9位 | アレルギー性皮膚炎 | 1.8% |
猫は総じて感染や免疫異常が多いようです。 また、「眼科」、「下痢」や「嘔吐」と同様に皮膚に関する症状は、飼い主から見て発見しやすいことから、動物病院への来院動機が1位となっているようです（アイペット損害保険株式会社獣医師談）。
種別毎に見た場合、猫の１位は下痢
種別毎に見た場合、犬は皮膚炎が１位ですが、猫は下痢が１位になっています。
| 犬 | 猫 | |
| 1位 | 皮膚炎 | 下痢 |
| 2位 | 外耳炎 | 皮膚炎 |
| 3位 | 下痢 | 外耳炎 |
| 4位 | 腫瘍 | 猫風邪 |
| 5位 | 嘔吐 | 膀胱炎 |
| 6位 | 誤飲、誤食、異物誤食 | 嘔吐 |
| 7位 | 胃腸炎 | 結膜炎 |
| 8位 | てんかん | 腎不全 |
| 9位 | アレルギー性皮膚炎 | 心筋症 |
| 10位 | 骨折 | 誤飲、誤食、異物誤食 |
人気種別
人気犬種、人気猫種別のかかりやすい病気も発表されています。
犬は、トイ・プードル、チワワ、Mix犬（小型）、ミニチュア・ダックスフンド、柴犬。
猫は、スコティッシュフォールド、アメリカン・ショートヘア、マンチカン。
例えば、ミニチュア・ダックスフンドは、胴が長いことから「椎間板ヘルニア」になりやすい傾向があるようです。
また、猫では、スコティッシュフォールドが「結膜炎」、アメリカン・ショートヘアが「心筋症」にかかく傾向にあるようです。
しかし、猫の場合、飼われている約80％の猫が雑種ですので、雑種という項目を作って欲しかったですね。
この他の調査結果では、年齢別にかかりやすい病気などが発表されています。
