愛犬の認知症の症状をチェックするには／犬痴呆の診断基準１００点法

犬の高齢化に伴い、認知症の問題がクローズアップされています。
　

一般的には、イヌでは12歳以上で発症率が増加し、12～14歳で15％前後、14～16歳で30％前後、16歳以上では60％前後が認知症状を示しているといわれています。
ネコでは、統計的な報告はありませんが、15歳以上で、50％が認知症になるといわれています。
　
ペット長寿時代　認知症と向き合う（JIJICO）

　
認知症か認知症でないかの判断は、内野富弥氏の「犬痴呆の診断基準１００点法」がよく用いられます。
　

　
13歳以上の犬で、次の５項目中、２項目以上当てはまれば、認知症の疑いがあります。

　
ただし、認知症に似た症状を示す病気（脳腫瘍、ホルモン疾患、関節疾患、代謝異常疾患他）の場合もあります。
　
　

各項目をチェックし、右の点数をたして、50点以上あれば「痴呆犬」と判断されます。
　
３０点以下…老犬
３１点～４９点…痴呆予備犬
５０点以上…痴呆犬
　

　
各項目の最も高い点数を合計すると100点になります。