ドッグトレーナーは、ペットとして飼われている犬の「しつけ」を行います。
散歩、トイレ、留守番など、人と暮らしていくために必要なマナーを犬に教える職業です。
ちなみに、警察犬、盲導犬など、使役犬と呼ばれている犬は、犬の訓練士によって訓練されます。
猫は、飼い主と散歩はしないし、トイレも自然と覚えるし、お手、お座りと言ってするわけでもなし、果たしてキャットトレーナーは、猫にどのようなことをするのでしょうか。
キャットトレーナーという職業は、ドッグトレーナーほど認知度は高くはありません。
ですが、犬の飼育数より猫の飼育数が多くなった現在、これから需要が増える職業だと思われます。
猫は犬に比べて、飼い主に従属するということはありません。
「(猫は)飼い主のことを自分より大きな猫と思っている」という専門家もいます。
その大きな猫に捕まえられて、爪を切られたり、キャリーバックの中に入れられたり、病気になったら薬を飲まされたりするのは、恐怖でしかありません。
このようなことを猫の習性、本能、学習意欲をうまく引き出しながら「しつけ」るのがキャットトレーナーの仕事です。
キャットトレーナーになるには、資格は必要ありません。
キャットトレーナーと名乗ったときから、キャットトレーナーになれます。
ただ、それで生活ができるかどうかは別です。
猫に関する相当な知識が必要でしょう。
また、知識だけでなく、実際に猫を飼っていて「しつけ」が実践できていないとだめでしょう。
これらが備わった一人前のキャットトレーナーの年収は、350万円以下だと言われています。
これよりも上を目指すには、キャットシッター、キャットケアスペシャリスト、 キャットインストラクターの資格を取ったり、ペット飼育管理士、小動物看護士、小動物介護士などの資格を持っていれば可能だと思います。