元気な幼犬の頃は、構って欲しい時に噛むと、飼い主が反応してくれるので楽しくてしかたがありません。
また、歯が生えそろってきた頃は、歯がむずむずするので噛む原因でもあります。
でも、「自分がされてイヤな時に噛んでみたら、飼い主はちょっぴりひるんでくれた」というようなことを学習してしまったら、将来大変なことにも。
そこで、幼犬のうちに甘噛みを直す方法が、朝日新聞デジタルに掲載されていますので、ご紹介します。
ドッグアドバイザー・高田由香さんのアドバイスです。
少しずつ慣らしていく
じゃれつきが激しくなって噛んでくるようだったらその場から立ち去ったり、愛犬をケージやクレートに入れて落ち着くまで無視をします。愛犬が落ち着いて噛まないようだったら、ほめて遊びを再開してあげてください。
お手入れなど、愛犬が嫌がることは、無理せずに少しずつ慣らしていくことが大切です。
「もういやだよ!」と不快な気持ちを噛むことで表す前に、「今日は終わりだよ、よくできたね」という感じで少しずつ慣らしていきましょう。
飼い主の一貫した態度が重要
噛むことばかりに焦点を当てず、キッチンには立ち入らないなどのルール作りをしっかりとしてみましょう。
犬にとってわかりづらいのは、「昨日許されたことが今日許されないこと」。ダメなことはどんなに噛んでも吠えても暴れてもダメなのだ、と根気強く毎日伝えてください。
飼い主さんの態度が一貫していればしているほど、愛犬は飼い主さんを「この人の言うことを聞いていれば安心」と思うようになります。
普段の生活の中でルールを守る習慣が身に付けば、飼い主さんにいけない、と言われている噛むことも「してはいけないことだ」と理解するようになります。
愛犬には心地よい疲れを
知力、体力が有り余っていると、噛んだり吠えたり暴れたり、と愛犬が自分をコントロールできなくなりがちです。
散歩やしつけのトレーニングなどで十分に頭も体も使わせて、愛犬に心地よい疲れを与えてあげることが何より大切です。