飼い主の後をついてまわる愛犬。飼い主さんのことが大好きで、常にいっしょにいたいのでしょうね。
と、思っているのは飼い主側だけだったりします(笑)。ご飯、おやつが欲しいので、飼い主の後をついてまわることがありますが、これは欲求が満たされると、その後ついてまわることはありません。
しかし、常に飼い主の後をついてまわる場合は、独りになるのが不安であるからだと考えられます。ついてまわらずとも、飼い主の行動をじーっと見ている場合も同じです。じーっと見ていても、飼い主さんが玄関の方に向かったら、ドドドッと走ってきませんか?
このような行動をする愛犬の場合、留守番などで独りになる時間が長いと、ストレスを感じ病気につながることがあります。
解決方法
ケージ、サークル、クレートなど、限られた範囲で過ごす訓練をしましょう。留守番中に広い家の中で放し飼いにしていると、飼い主がいない不安の上に、家の中を監視しなくてはならないというのが加わりますので、ストレスが倍増します。
特にクレートに入れるとかわいそうだと思う飼い主さんがおられますが、留守番中の監視の必要がなくなるだけでも、ストレスが軽減されいます。
元々犬は穴のなかで暮らしていたので、狭い場所にいることは、苦痛ではありません。ただ、放し飼いに慣れてしまった愛犬をいきなり押し込めてしまうと、かえって悪い結果になりますので、長時間でも狭い場所で過ごせる訓練が必要です。
ケージの場合は、上に毛布など掛ける、サークルの場合は、サークル内にハウスを置くなどして、愛犬が安心して居られる環境を作ってあげましょう。