テレビの影響でしょうか、警察犬といえば、犯人を追跡している姿を思い浮かべます。
現場に残された犯人の遺留品の臭いから、その足取りを追うのですが、1つの警察署管内で、毎日警察犬が出動するような事件は起こりませんよね。
実際は、(埼玉県の場合)行方不明者の捜索が最も多いそうです。お年寄りやお子さんの所在がわからなくなったとき、においを頼りに追跡して捜す捜索活動です。
高齢化社会ですので、出動回数が増えているのでしょう。
警察犬は、行方不明者の何を頼りに追跡しているのかと言うと、汗に含まれる揮発性脂肪酸だと言われています。
一般的に犬の嗅覚は、人の1億倍まで感知できると言われていますが、それは酸臭で、ニンニク臭だと、2,000倍にまで落ちます。それでもすごいですね。
公益社団法人日本警察犬協会の警察犬指定犬種は次の7種です。
エアデール・テリア
ボクサー
コリー
ドーベルマン
ゴールデン・レトリバー
ラブラドール・レトリバー
ジャーマン・シェパード
うちのレトリバーも臭気選別訓練をしようかな、と思われたのではないですか?
ちなみに、警察犬の訓練は、生後8ヶ月頃から行うそうです。人間で言うと、小学5、6年生というところでしょうか。
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記事元
警察犬のお仕事 埼玉県でもっとも多いのは行方不明者の捜索