警察犬(直轄警察犬)の平均寿命は、9歳前後と言われています。
警察犬の多くは、シェパード。
体重はオスで30~40kg、メスで22~32kgですので(Wikipedia)、大型犬です。
2015年のデータでは、大型犬の平均寿命は12.5歳。
2016年犬種別平均寿命の調査結果/気をつけるべき病気は?
これに比べると、警察犬の平均寿命は短いですね。
短命の理由は、常に緊張を強いられるためにストレスがたまりやすいから、と説明されることが多いです。
警察犬レオの場合
群馬県の直轄警察犬(ドイツシェパード)のプリムス・フォン・レーベン号(愛称:レオ、オス)が、4月3日に亡くなりました。
4歳8ヵ月だったそうです。
出動は441回、2015年11月に行方不明になった女児を、通報から1時間半後に無事発見・保護した件が、ペアを組んでいた警察官には印象に残っているそうです。
2015年の6月の健康診断で腎不全が見つかり、投薬治療を受けながら任務を続けていたようで、女児の捜索も治療中の出来事です。
直轄警察犬としては、短命でした。
おそらく、余命を獣医師が判断して、余命の限り活動を続けさせ、警察犬としての誇りを全うさせたのだと思います。
警察犬きな子の場合
2017年3月20日に亡くなったきな子は、メスのラブラド-ル・レトリバーで、香川県警の嘱託警察犬でした。
15歳目前だったようで、ラブラド-ルとしては長命でした。
1年前から腎臓の病気を患い、死因は老衰ということです。
警察犬試験に6年連続で落ち、7年目でようやく合格した警察犬で、試験中のズッコケぶりや諦めない姿勢が、多くの人に親しみを感じさせていました。
2010年8月には、きな子をモデルにした映画が公開されています「きな子~見習い警察犬の物語~」。
きな子には孫までいて、それぞれ活躍しています。
きな子ファミリー(丸亀警察犬訓練所)
人にために活動してくれたレオときな子には、感謝!ですね。