成犬になってからでも躾ることができるか?

元気なら、食べたいという欲求は、いくつになっても持ち続けています。

ですので、ドッグトレーナーの洲崎ゆかりさんは、「食欲があるかぎり老犬でも新しい事を教える事ができます。」と言っています。

そこで、食べ物という報酬を与えながら、躾のトレーニングをすることをすすめています。

食べ物に限らず、「報酬ベースのトレーニングは、基本的に犬の自発行動を待つ事を重要視し、ネガティブな感情にならないように配慮して進めるため、犬は積極的に学習するようになります。」と州崎さんは言います。

ただ、成犬の場合は、これまでの習慣があります。

それを変更するには、子犬より根気がいります。

犬にとって自然な欲求を満たされない生活をさせてきた場合、例えば、狭いサークル管理、散歩をしない、匂い取りをさせないなど、強いストレスを感じるようになっている可能性があります。

この場合は、学習の妨げになり、新しいことを教えにくくなります。

その犬が保護犬なら、新しい環境に馴染むのを待って、簡単なトレーニングから勧めることが大切です。

そして子犬、大人の犬に限らず、すべてのトレーニングで大切なのは「できるだけ失敗をさせないように進めること」です。
成功を積み重ね、自信をつけさせ、粘り強さが出てきてから少しずつ難易度を上げ、試行錯誤させるのが、やる気を持続させ、犬が積極的に学習するようになるために大切なポイントです。

 

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