垂れ耳の犬に多い病気の1つに、外耳炎があります。
体を洗ったのに、いやな臭いがする時は、耳が原因である場合が多いようです。
うちの犬の場合、かゆいので掻きむしることで、外耳炎にこれまで2度なりました。1度めは病院に連れて行きました。
先生の処置はこうです。
(1)耳に洗浄剤を流し込む。
(2)耳の根本付近をもむ(もむとグジュグジュという音がします)。
(3)綿棒で垢をかき出し、耳毛に付いた垢をノミ取りクシのようなもので取る。
(4)「ドルバロン」という軟膏を塗る。
完治するまで続けて3日病院に通いました。
2度めは、1度めの先生の処置法見て、自分でもできると思い、自宅で処置をしました。
しかし、ちょうどその頃「ドルバロン」が製造中止になっていたので、口コミを参考にして、「動物用ゲルネFローション」を使用しました。
「ドルバロン」は某動物病院が楽天で売り出していましたが、在庫一掃の際は売り出し時間を指定していたので、その時間頃にホームページを開いた時には売り切れていました。
「動物用ゲルネFローション」の使い方
耳に洗浄剤を流し込んで、耳をもみます。
その後、犬は首を振りますので、脱脂綿で垢を拭き取ります。
私は首を振らさずに(手を離すと猛ダッシュで逃げますので)先生のように綿棒で垢をかき出しました。
犬の外耳道は直角に曲がっていますので、あまり怖がらずに、でもやさしく突っ込みましょう。
説明書に「滴下塗布(てんかとふ)」と書いてあるのに悩みましたが、付属のスポイドで患部にポタポタ落とすということのようです。そうすると薬が外耳部分に浸透していきます。
実は、これをする前に、人間用の抗炎症剤(ステロイド系)やかゆみ止め(オイラックス)を試したのですがだめでした。
耳の洗浄をして、ゲルネFローション塗布に替えると、3~4日で綺麗になりました。
私の場合はうまくいった例で、外耳炎の原因には、耳垢(じこう)、細菌、カビ、耳ダニなどいろいろですので,自宅で治療して1週間してもよくならない場合は,病院へ連れて行ってあげてください。
先日、かかりつけの動物病院に行ったところ、診察室に外耳炎の軟膏薬である「オトマックス」のポスターが貼ってありました。
ドルバロンからこちらに切り替えられたようです。
「オトマックス」などの軟膏の塗り方
外耳炎の場合、洗浄して綺麗にした後(上記)、軟膏を綿棒とって塗ります。
炎症の部分だけでなく、外耳全体に塗るようにします。
外耳全体といっても、耳の穴の入り口(外耳孔)までとし、それより先も炎症している場合は、獣医師に任せた方がよいと思います。
まとめ 2024年2月24日
「愛犬の外耳炎を自宅で治療する」というタイトルをつけていますが、一度は獣医師の治療を私の愛犬は受けています。
また、私の愛犬の場合、外耳孔までの炎症だったので、獣医師の治療を見て、これなら自分でもできると思い、二度目に炎症にかかったときに、自宅で治療し、完治したので記事にしました。
犬の耳の洗浄-準備するもの-
・洗浄液
・コットン
・ガーゼ
・清潔なタオル
・ぬるま湯
犬の耳の洗浄方法
・耳を温める:ぬるま湯で濡らしたタオルで耳の付け根を優しくマッサージし、耳を温めます。
・液を注ぐ:犬の耳の大きさに合わせて、洗浄液を適量注ぎます。
・マッサージ:耳の付け根を優しくマッサージし、洗浄液を耳の中に行き渡らせます。
・汚れを拭き取る:コットンやガーゼを使って、汚れや浮き出した耳垢を優しく拭き取ります。
・乾かす:清潔なタオルを使って、耳に残った洗浄液を拭き取り、耳を乾かします。
(注意)洗浄液を耳に注いだ後、犬は頭を振ります。その時に洗浄液が飛び散りますので注意してください。また、洗浄液が犬や飼い主さんの目に入らないように注意してください。
鼓膜に傷があると思われる場合は使用できません。使用していて異常を感じた場合は直ちに使用を中止してください。
軟膏を塗る
耳が乾いた後、「オトマックス」などの外耳炎用の軟膏を塗ります。
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