愛犬・愛猫の口臭や歯石対策に リーバスリー(LEBA3)は有効か

歯石がひどいときは、通常、全身麻酔をして、歯石をかき出しますが、全身麻酔にはリスクを伴います。
 
これ以外の方法として、薬品による歯石の除去というのがあります。
 
その1つが、リーバスリー(LEBA3)です。
 

 
スプレータイプで、歯にスプレーして(朝晩1~2スプレー)30分ほど放置すれば、歯石や口臭が解消されるというものです。
 
商品レビューを見ると、「獣医師に薦められた」「一週間もしないうちに、歯の上にびっしり着いていた歯石がボロボロと取れて、口臭も良くなりました。」という報告が多数寄せられています。
 
しかし、その成分は、精製水エチルアルコール25%、微量のミント・シソ科とバラ科のエキスです。
 
主成分は、エチルアルコール25%だけです。それ以外は水と香料です。
 
無水エタノール」(1,000円程度)と「精製水」(200円程度)を用意して、エタノールを25%に薄め、ガーゼなどに染みこませて歯を拭けば同じことではないかと思います。エタノール=エチルアルコール
 
調べれば、同じような考えで、痛烈に批判している方がいます。
 

リーバスリー液体歯磨きはカナダ製詐欺商品 アルコールと香料では歯磨き効果はない!
 
ただ、無水エタノールは、純度を上げる(水分を除く)ために、ベンゼン(発癌性がある)を使用しているので人体には使用しない方がよいそうです。
 
それじゃ、消毒用エタノール(76.9~81.4vol%)を精製水で25%に薄めればいいのではないでしょうか。
 
実際は、エタノールの比重を加味しなくてはいけませんが、昔学校で習った「食塩水の濃度を変える問題」のようにすれば、ほぼ出来上がります。
 
やってみようという方は、自己責任で。
 
結論
(1)愛犬・愛猫の口臭や歯石対策に「リーバスリー(LEBA3)」は有効という方もいれば、効果が無かったという方も少なからずおられます。
 
(2)成分を見る限り、値段が高すぎると思います。
 
 
 

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