愛犬が走ってきて飛びついてくると、「よしよし」と言って頭をなでてしまいます。
しかし、この行動は、他人に飛びついて転倒させるという事故につながりかねません。
小型犬でも、幼児なら倒すこともできると思います。
さて、犬が人に飛びつくという行動を改善すべきでしょうか。
愛犬の行動が問題かなと思ったら、(1)犬にとって問題か、(2)飼い主にとって問題か、(3)世の中にとって問題か、を考えて、このいずれかに抵触すれば、改善した方がよいそうです。
飛びつき行動について考えると
(1)犬にとって問題か
飛びつくときは、二足立ちしますので、膝や股関節、腰に問題がある犬の場合、症状を悪化させる可能性があります。
(2)飼い主にとって問題か
飛びついて来られると、思わず抱きしめたくなるので問題はないかも。
(3)世の中にとって問題か
小型犬でもタイミングによっては人を倒すことができます。また、外の場合、他人の服を汚してしまう可能性があります。
ということで、足腰に問題が無い場合、(3)の場合が問題ですので、飛びつき行動は改善すべきだということになります。
飛びつく愛犬を95%以上の確率で5分以内に座らせる方法
愛犬が飛びつく理由は、飼い主が喜ぶし、なでてもらえるからだと思います。つまり、飛びつくことは「いいこと」と愛犬は理解しているのです。
これを改善するには「無視」することです。叱ったり、「お座り」なんて指示することも必要ありません。
犬はいいことが起きない行動は取らなくなります。
家族以外で協力してもらえる人がいれば、飛びついて来たら「無視」してもらいましょう。
「無視」を繰り返すと、専門家によれば、経験上95%以上の確率で、5分以内に犬は座りっぱなしとなるそうです。
※週刊ポスト2014年12月5日号より