猫の飼育数が犬の飼育数を上回る日が近づいている、という報道がされています。
その背景には、飼い主の高齢化が要因としてあげられるそうです。
高齢になると、犬の散歩や世話が負担となります。
一方猫は、散歩をさせる必要がなく、単身者でも飼いやすいのが選ばれる理由です。
それでも犬を飼う場合、飼いたい犬より「飼える犬」を選ぶように、専門家が助言しています。
雑誌『サライ』(小学館)1月号の特集「犬と暮らす、猫と住む」に、選ぶ時のポイントやお薦めの犬種が紹介されています。
犬を飼う前に
獣医師の小暮規夫氏は、犬を飼う前に次の3点を確認する必要があると言っています。
・犬を飼うことを家族が同意しているか
・犬を飼える住宅なのか
・毎日の世話を楽しいと思えるか
次に、中高年、或いは熟年世代に薦めるのが、抱き上げ可能な10kg以下の犬です。ただし、自分の健康を兼ねて散歩をしたい方は、あまり小さい犬は薦めないとのことです。
サライ世代が飼いやすい犬種
□ミニチュア・プードル
4サイズあるプードルのうち、2番目に小さいプードルで、トイ・プードルより歩幅が大きく散歩しやすい。
利口かつ従順なので躾がしやすい。
毛の伸びが早いので月に1回はトリミングが必要。
□シーズー
性格は穏やかで明るく、無駄吠えも少ない。
運動量は少なくてもよいが、軽い散歩は必要。
トリミングしないと足元まで覆われるほど伸びる。まめなブラッシングが必要。
□柴犬
飼い主に忠実で勇敢。
清潔好きで我慢強く、体は丈夫。
飼うなら小柄で性格が比較的穏やかなメスがお薦め。
朝夕にしっかりとした散歩をして、運動させたい。
□ミニチュア・ダックスフンド
3サイズあるダックスフンドのうち中間のもので、毛質は、長毛、短毛、剛毛の3種あります。
賢く遊び好きで、家族を守る意識が強い。
胴長のため脊髄を痛めやすいので、段差に注意。
食事と毎日の十分な散歩などの運動に配慮し、しっかり筋肉をつけて肥満を防ぐことが大事。
サライ世代の犬選びのポイントまとめ
・大きすぎず、小さすぎは避けて、適度なサイズの犬種を選ぶ。
・元気すぎる犬種は飼育も大変。運動量も適度でよいものを。
その他『サライ』1月号には、世界的な動物写真家の岩合光昭さんのインタビュー記事や「犬を家族に迎える心得」「猫、何を飼うべきか」「猫を家族に迎える心得」などが特集されています。
http://mizuing.net/blog/archives/2975