熊本地震で犬の迷子相次ぐ…普段から備えておくべきことは?

熊本で相次いで地震が発生し、激しい揺れでパニックになったペットが逃げ出すケースが多発しているそうです。
 
熊本市動物愛護センターでは、迷子になった犬14匹を保護し、内7匹は飼い主に引き取られましたが、残りの7匹には飼い主が現れていません。
 
犬猫の飼い主や、犬猫を保護した人からの問い合わせが、200件近く寄せられているといいます。
 
普段から備えておくべきこと
今月は各自治体で、狂犬病の予防注射が実施されています。
 
その際に渡される鑑札は、法律により飼い犬に装着することが義務づけられています。
 
首輪やハーネスに着けておけば、鑑札から確実に飼い主の元に戻ってきます。
 


 
猫の場合は、迷子札を首輪に着けておけば安心です。
 
しかし、室内飼いということで、犬・猫ともに首輪をしていないケースが多いようです。
 
環境省の「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」では、
 

 過去の災害において、ペットが飼い主と離れ離れになってしまう事例が多数発生したが、このような動物を保護することは多大な労力と時間を要するだけでなく、その間にペットが負傷したり衰弱・死亡するおそれもある。また、不妊去勢処置がなされていない場合、繁殖により増加することで、住民の安全や公衆衛生上の環境が悪化することも懸念される。このような事態を防ぐために、災害時の同行避難を推進することは、動物愛護の観点のみならず、放浪動物による人への危害防止や生活環境保全の観点からも、必要な措置である。

 
として、災害時に飼い主とペットが一緒に避難する「同行避難」を推奨しています。
 
また、いざというときに、キャリーバッグなどに入ることを嫌がらないように普段からしつけておくことや、愛犬のための非常食などを持ち出せるように備えておくこと、避難所へ行く訓練をしておくことなどを勧めています。
 
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同行避難しても、避難所には様々な人が集まりますので、ペットに関するトラブルが発生します。
 
ガイドラインには、「東日本大震災での事例」が掲載されています。
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これらは飼い主が適正な飼育をしていれば、避けられる事例だと思われます。
 
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災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」の抜粋版がありますので、目を通しておかれることをおすすめします。
 
 
 

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