動物病院では、錠剤のフィラリア予防薬を処方されることが多いです。牛肉味のチュアブル錠剤があり、苦労しなくてもフィラリア予防薬を投与することができます。
しかし、エサに錠剤を混ぜて投与しようとしても、錠剤だけうまく食器の外に吐き出すワンコがいるのではないでしょうか。
そんなワンコには、「レボリューション」のようなスポットタイプのフィラリア予防薬で対処することができます。
ところで、皮ふに滴下した後、お風呂に入れてもだいじょうぶなのでしょうか。疑問に思ったので調べてみました。
滴下した後 お風呂に入れてだいじょうぶ?
<結論>フィラリア予防薬の滴下後、お風呂に入れても問題はありません。体を洗ったために、効果が薄れるということはありません。
<注意>ただし、滴下するタイプの薬の注意書を統合すると、シャンプーをする場合、投与後2時間~4時間以上あけるようにしてください。投与した日は、シャンプーを避けた方が無難ですね。
お風呂に入れてもだいじょうぶな理由
フィラリア予防薬「レボリューション」は、速乾性があり、有効成分が皮ふから速やかに吸収され、血中に入り、効果を発揮します。
また「レボリューション」は、滴下後、全身の皮膚に広がりノミ・ダニ駆除にも発揮します。
シャンプーがダメな滴下式の薬
市販のノミ・マダニ駆除薬、例えば「サンスポット」(アース・バイオケミカル)などは、シャンプーをすると効果が低下します。
つまり、市販用のものを滴下した場合は、約1ヵ月間、シャンプーはひかえてください。
滴下式フィラリア予防薬のメリット
先にも書きましたが、滴下式のフィラリア予防薬は、経口薬が苦手で薬を飲んでくれない、後で吐き出してしまうといったワンコに有効です。
また、生後6週齢の子犬、妊娠・授乳中の犬、イベルメクチン感受性コリー犬などの各種試験で安全性が確認されています。
レボリューションの副作用
滴下した周辺の毛が少しかたくなったり、色がおちたりするようなことがたまにあるようですが、問題はありません。
一過性の元気消失あるいは軽度な掻痒感がみられることがあります。※掻痒(そうよう):発疹など目立った症状が見られないのに、かゆみだけがある状態。
あまりにもかゆがったり、じんましんや発熱の症状が出たら病院へ連れて行ってください。
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