盲導犬の一生と犬の嗅覚と感情について

昔、盲導犬のパピーウォーカーを取材したTV番組を見た記憶があります。
 
パピーウォーカーとは、盲導犬になるための訓練をする前、生後2ヶ月から1歳までの子犬を育てるボランティアの家庭のことです。
 
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盲導犬の一生

子犬は、パピーウォーカーの元で、愛情に包まれながら育ちます。一方、パピーウォーカーも子犬から愛情を受けますので、8ヶ月後の別れは辛いものがあります。
 
訓練センターに引き取られる時、号泣していたパピーウォーカーの子どもたちが印象的でした。
 
盲導犬候補の犬は、約1年間訓練を受け、適性が認められれば盲導犬ユーザーと生活を共にします。
 
盲導犬としての適性が認められるのは、3割から4割で、その他の犬たちはパピーウォーカーの元に戻るか、ボランティアに引き取られます。
 
この時、引き取られる元のパピーウォーカーやボランティアには、飼い犬がいないことが条件だったと思います。
 
盲導犬となった犬は、10歳前後で盲導犬ユーザーと別れて引退します。
 
引退後は、引退犬飼育ボランティアの家庭に引き取られ、余生を過ごします。
 
話をTV番組に戻すと、まれなケースとして、引退後、元のパピーウォーカーに引き取られることがあるそうです。
 
番組では、元のパピーウォーカーに引き取られた犬の様子を取材していました。
 
元のパピーウォーカーの方が、引き出しから子犬の頃に遊んだおもちゃを取り出すと、そのおもちゃを覚えていた犬が、すぐさま口に咥えて遊び出したのです。
 
庭の方へおもちゃを投げると、犬はおもちゃの方へ走っていきました。
 
この時、犬の臭いの記憶ってすごいなぁ、と思い、元のパピーウォーカーの方もその後犬を飼わず、犬のおもちゃを保管して、盲導犬となった犬の幸せを願っていたのだなぁ、と思ったのを覚えています。
 

犬の嗅覚と感情

ある研究者によると、「犬は人間よりもずっと強力な嗅覚を持っているので、匂いによって、より強い感情や思い出が生じると思わる」そうです。
 
特に、一緒に暮らしている飼い主や家族に対して、最も強い反応をするということが、調査によって判明しました。
 
なぜそうなるかは、更なる調査が必要だそうですが、犬は飼い主さんの臭いが大好きだということです。
 
他の犬の臭いを付けていると、ヤキモチをやくことがありますので、注意してくださいね(笑)。
 
 
参考
【吉報】ワンコは「家族&飼い主の匂い」が大好き! 嗅ぐと「前向きな気持ち」になるとの調査結果が発表される(Rocketnews24.)
 
 
  
 

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