野良猫の行動範囲
野良猫の行動範囲は2つに分かれます。
1つはプライベートエリアで、半径約500mと言われています。
このエリアは、いわゆる縄張りで、寝床があるなど、自分がくつろげるエリアです。
歩いていると野良猫がついてくるという経験はありませんか?
これは、あなたに興味があったり、なにかエサをもらえると思ってついて来るのではなく、自分のプライベートエリアに戻って行く途中なのです。
あたなが帰宅する途中なら、あなたの家がその野良猫のプライベートエリア内にある可能性が高いと思われます。
同じ野良猫をよく見かける場合、プライベートエリアが、半径500mよりも狭くなっていると思います。
この場合、人間の捨てた物が格好のエサ場になっているか、誰かが野良猫のためにエサを置いている可能性があります。
もう1つは、プライベートエリアを越えて行動する場合があります。
それはエサを求めて行動しているのが主です。
約半径1km~2kmまで移動すると言われています。
プライベートエリア近くにエサ場があると、移動距離は短くなります。
野良猫のマーキング
猫のマーキングの一つに、尿スプレーと呼ばれているのがあります。
オスもメスも立ったまま、お尻を振るわせ、勢いよく塀などに吹き付けるのが特徴です。
オスの場合は、縄張りを誇示するために高い位置まで尿スプレーをします。
だいたい同じ場所にしますが、縄張り内に何か目新しい物があると、そこにする習性があります。
通常の尿とは違い、特に発情期の場合、強烈な臭いを伴います。
野良猫のマーキング対策
飼い猫場合、去勢・避妊手術をすれば、尿スプレーをしなくなる場合があります。
1.消臭剤・猫忌避剤 ☆
野良猫に家の塀や植木に尿スプレーをされる場合は、その場所を洗い流し、尿臭を消す消臭剤を振りかけるか、猫忌避剤を散布する方法があります。
木酢液は臭いが近所にも広がるのが欠点です。
どれも一時的なもので、雨が降るとダメです。
2.トゲトゲのシート ☆☆
確かに効果はあります。しかし、野良猫も諦めません。隙間があれば侵入してきます。
うまくトゲとトゲの間を歩いていた!という情報もあります(笑)。
家の囲むように敷き詰めると、大変な労力と費用がかかります。また、見た目もよくないというのが欠点です。
3.超音波猫よけグッズ ☆☆☆
野良猫が侵入するとセンサーが感知して、猫が不快に感じる超音波をだして侵入を防ぐというものです。人には聞こえません。
それでも縄張り意識の強い野良猫は、再度侵入を試みますが、何度か繰り返すうちに、あの場所は危険な場所と野良猫は学習し、戻ってくることはまずありません。
超音波に慣れる場合もありますので、周波数が変えられるものを選びましょう。
人体に影響を与えない周波数帯の超音波猫よけグッズは、こちらが参考になります。
超音波の猫よけグッズ「番人くん」