朝日新聞デジタルに、「2匹の飼い犬を仲良くさせるコツ」について書かれていましたので、ご紹介します。
多頭飼いされている方は、「目から鱗」状態になるかもしれませんね。
相談者
「5歳のトイプードル(♂雄)と3歳の小型犬ミックス(♂雄)を飼っています。2匹がいがみ合う事が多く困っています。要領の良いミックス犬がトイプードルからおもちゃもおやつも奪ってしまいます。飼い主とトイプードルの間に割り込むこともしばしばあり、トイプードルがかんしゃくをおこしている状態です。どうしたら2匹が仲良くなれるでしょうか」
回答者(ドッグアドバイザー・高田由香さん)
5歳と3歳はもう大人なので、2匹何でも同じようにする必要はない。
留守番中はスペースを区切って1匹ずつ過ごさせたり、散歩も1匹ずつ行ってみたりと、別々の状況を作ってみる。
飼い主は2匹がじゃれ合って、よりそって仲良くしてほしいと思う。
しかし、大人の犬同士の「仲良く」は、お互いが快適なように一定距離を置き、邪魔したり過度に干渉したりしないことである。
大人の犬同士が遊ぶときは、たまにじゃれ合う程度。
犬目線での「仲良く」で十分だと思うこと。
多頭飼育で最も大切なのは飼い主さんが2匹それぞれから「頼れる存在」と認められること。
食事の前の「マテ」、キッチンは立ち入り禁止などの日常生活のルールをしっかり教える。
次に、おもちゃで遊ぶとき、ごはんのお皿が置かれると、年上のトイプードルが先というように、群れのルールを作り、守らせる。
ルールを守らず、リーダーに嫌われてしまっては大変なので、小競り合いやケンカをしなくなるはず。
無理に仲良くさせようとせず、トイプードル君とミックス君の気持ちを尊重し、2匹が快適に生活できる環境づくりをしてあげてください。
トイプードルは、活発でやんちゃな面もありますが、大人になると、飼い主の「ケンカしないで!」というような気持ちを飼い主の目から察知して、いざこざを起こさないようにするほど賢いわんこです。
プードルのしつけをしっかりやれば、ミックス犬の方もそれにならうようになると思います。